ベンタスTRの違いを比較!2026年モデルの選び方

ベンタスTRの違いを比較!2026年モデルの選び方

こんにちは。ゴルフの縁道、運営者のえにしです。

ベンタスTRを調べていると、2026年モデルのRED・BLUE・BLACKは何が違うのか、旧ベンタスTRや24 VENTUSから替える意味があるのか、かなり迷いますよね。色が違うだけに見えても、実際はしなる場所や狙っている弾道が違うので、最新だからという理由だけでは選びにくいシリーズです。

私が気になるのは、カタログ上の「先中・中元・元調子」という言葉より、その違いが普段のティーショットでどう表れるかです。球が上がらないのか、左のミスが怖いのか、切り返しでシャフトが遅れて感じるのか。悩みが変われば、合う色も変わります。

この記事では、26 VENTUS TRの3色を国内公式スペックと設計の違いから整理し、旧モデルや24 VENTUSとの比較、5S・6Sの重さ、ヘッドスピードだけに頼らない選び方までつなげて解説します。自分ならどれから試すかを決める材料にしてください。

  • 26 VENTUS TRのRED・BLUE・BLACKの違い
  • 旧ベンタスTRや24 VENTUSから変わった点
  • 5S・6Sの重量とヘッドスピードの考え方
  • 球筋や切り返しに合わせた選び方
目次

2026年ベンタスTRの違いを比較

まずは2026年の26 VENTUS TRがどんなシリーズなのかを整理します。3色は同じ技術を使いながら、剛性配分と調子を変えて弾道の役割を分けています。最初にBLUEを基準として見ておくと、REDとBLACKの違いがかなり分かりやすくなります。

先に3色の位置関係を短くまとめると、REDは高さと先側の動きを求める方向、BLUEは安定感と振りやすさのバランス、BLACKは低い強弾道と左への安心感を求める方向です。私は、迷ったらBLUEを基準にして、球が低いならRED、切り返しが速く左を抑えたいならBLACKへ動かす考え方が分かりやすいと思います。なお、2026年モデルは5Sでも61.0gあるため、色を決める前に今のシャフトとの重量差も見ておきたいところです。

26 VENTUS TRは何が変わった?

2026年の新しいシリーズは、国内では「26 VENTUS TR」という名称で展開されています。BLUEが2026年1月29日に先行し、REDとBLACKが6月4日に加わって3色がそろいました。メーカー希望小売価格は3色とも55,000円で、製品長は46インチ。価格には組立費とグリップ代が含まれていません。

大きな変更点は、従来のVeloCore TechnologyからVeloCore+ Technologyへ進んだことです。VeloCoreは、シャフト内部のバイアス層に高弾性素材を組み合わせてヘッドのねじれを抑える考え方でした。新しいVeloCore+では使う高弾性素材をアップグレードし、フジクラは安定性とボールスピードの向上を狙ったと説明しています。

さらにTRらしさを作るのがSPREAD TOW FABRICです。これは最外層に開繊クロス材を使い、中間部のねじれと曲げ剛性を高める技術。簡単に言えば、切り返しでシャフトへ強く負荷をかけたときも、中間部が必要以上にねじれたり曲がったりしにくい方向を狙っています。

ここで大切なのは、「新素材になったから全員が飛ぶ」ではなく、強く振ったときの挙動を整えやすくする進化と捉えることです。普段からシャフトへあまり負荷をかけない人なら、性能差より重さやしなり方の相性のほうが大きく感じることもあります。

2026年モデルはVeloCore+とSPREAD TOW FABRICを共通採用しつつ、RED・BLUE・BLACKで剛性配分を変えています。技術名より「どこがしなり、どんな弾道を狙うか」を見ると選びやすいです。

TRレッドは球を上げたい人向け

26 VENTUS TR REDは、国内仕様では先中調子です。3色の中ではミッド部と先端部をややしなやかに設計し、適度なスピンを入れながら中高弾道を狙うモデル。球が低くてキャリーが伸びにくい人や、しっかりしたシャフトを使いたいけれど先側の動きも感じたい人が最初に注目しやすい立ち位置です。

「REDだからつかまり系でやさしい」とだけ考えると、少し雑です。海外公式の剛性区分では、先端と中間はStiff、手元はUltra-Stiffとされており、手元まで柔らかいシャフトではありません。つまり、手元側に支えを感じながら、先側の動きで高さを出す方向です。国内公式の試打企画でも、切り返しでは暴れにくく、インパクトに向かって中間部から動きを感じやすいという評価が出ています。

たとえば、ドライバーで芯に当たっているのに打ち出しが低く、ランばかり増えてキャリーが足りない場面を考えてみます。そんなときはBLACKよりREDのほうが、シャフト設計の狙いと悩みが重なります。一方、すでに高弾道でスピンも多い人がREDへ替えると、欲しかった強い前への球にならない可能性があります。

私がREDで面白いと思うのは、「先が動く=頼りない」という単純な設計ではないところです。TRらしい安定性を残しながら高さを出す方向なので、BLUEでは少し球が低い、BLACKは明らかにハードに感じるという人に橋渡し役になりやすいですね。

REDが合いやすい入口は、球の高さ不足、キャリー不足、ゆったりめの切り返し、先側の動きを少し使いたいという悩みです。ただし、つかまり量はヘッドやスイングでも変わるため、「スライサーなら必ずRED」とは決めないほうが安全です。

TRブルーはバランス重視

26 VENTUS TR BLUEは中元調子で、3色の基準にしやすいモデルです。フジクラの国内企画でも、まずBLUEを基準にしてREDとBLACKへ振り分ける考え方が紹介されています。REDほど先側を動かす方向ではなく、BLACKほど全体をハードに抑え込む方向でもないので、「TRを試したいけれど、最初から極端なモデルは選びたくない」という人に分かりやすい立ち位置です。

剛性の特徴は、海外公式では先端がUltra-Stiff、中間と手元がStiff。先端側をしっかりさせてインパクト付近の安定感を持たせながら、手元までBLACKほど硬くしない構成です。メーカーは中弾道・低スピンの方向を示しており、国内公式のコーチ試打では「インパクトエリアの加速感」「つかまりすぎても左へ行きにくい安心感」といった評価が見られます。

たとえば、現在のシャフトだと強く振ったときだけ左へ巻く一方、ハードな元調子にすると球が上がらなくなる。そんな人にとって、BLUEは比較の中心に置きやすいです。最高の一球より、普段の力感で出球と高さがそろうかを見ると、このモデルの良さを判断しやすくなります。

私は、3色で迷ったら最初にBLUEを打って、その結果から動くのが分かりやすいと思います。BLUEで高さが足りないならRED、BLUEでも左が怖い、もっと切り返しで支えてほしいならBLACKへ進む。この順番なら、色名のイメージだけで選ぶより、自分の球筋と差を結びつけやすいですよね。

迷ったときの基準はBLUE。これはBLUEが全員に最適という意味ではなく、REDとBLACKの方向性を判断する基準として使いやすい、という意味です。

TRブラックは低弾道のハード系

26 VENTUS TR BLACKは、国内仕様で元調子。ミッドセクションの剛性を高め、先端と手元も高剛性にした低弾道モデルです。海外公式では先端と手元がUltra-Stiff、中間がStiffとされ、3色の中でも最もハードな側に位置します。速い切り返しでもシャフトの動きを小さく保ちたい人、左への強いミスを抑えて叩きたい人が候補にしやすいモデルです。

BLACKを「ヘッドスピードが速い人専用」と一言で終えるより、切り返しの質まで見たいところです。同じヘッドスピードでも、トップから一気に力をかける人と、ゆっくり間を取って加速する人では、必要な手元剛性が違います。国内公式のコーチ企画でも、REDやBLUEはゆったり間を取るタイプ、BLACKはスピーディーに切り返すタイプという見方が示されています。

コースで考えると、左OBが近いホールで「捕まりすぎるのが怖くて振り切れない」という人には、BLACKの方向性が合う可能性があります。逆に、もともと右へのプッシュや低いフェードが多い人がBLACKを選ぶと、助けが欲しい部分と逆方向になることがあります。

ここがBLACKの分かりやすい弱点です。シャフトの動きを抑えたい人には安心感になりますが、しなり戻りを使ってタイミングを取りたい人には、硬さだけが前に出ることがあります。特に5Sでも製品重量は61.0g、6Sでは69.5gあるので、「5だから軽い」「Sだからそこまでハードではない」と名前だけで判断しないほうがいいですね。

BLACKは低弾道・低スピンの方向が魅力ですが、球を上げたい人や、ゆっくり切り返してシャフトのしなりを使いたい人にはオーバースペックになり得ます。試すならBLUEと同条件で打ち比べると違いが見えやすいです。

3色の重量・トルク・調子を比較

3色の違いは、色名より国内公式スペックを並べると見えやすくなります。特に注目したいのが、5Sと6Sの重量です。26 VENTUS TRはRED・BLUE・BLACKとも、5Sが61.0g、6Sが69.5g。一般的な呼び方では「50g台」「60g台」と捉えがちですが、実際の製品重量はそれぞれ60g台前半、70gにかなり近い値です。

モデル調子5S 重量/トルク6S 重量/トルク弾道の方向
26 TR RED先中61.0g / 3.4°69.5g / 3.2°中高弾道
26 TR BLUE中元61.0g / 3.4°69.5g / 3.1°中弾道
26 TR BLACK元61.0g / 3.5°69.5g / 3.1°低弾道

トルクは、ねじれやすさを示す一つの数値です。数字が小さいほど一般にはねじれ量が小さい傾向ですが、トルクだけで「硬い・やさしい」を決めることはできません。今回の5Sを見るとREDとBLUEが3.4°、BLACKが3.5°で大差はありません。それでも振り味が同じにならないのは、曲げ剛性の配分や調子が違うからです。

また、日本仕様と海外仕様では展開フレックスや重量帯が異なります。海外の記事でTR Red 9XやTR BlueのTXを見かけても、国内公式ラインアップに同じ選択肢があるとは限りません。並行輸入品まで含めて探す場合は、国内仕様と混ぜずに正式モデル名と重量・フレックスを確認したいところです。

スペック表を見るときは、色→重量帯→フレックスの順ではなく、「今のクラブより何g変わるか」「同じ長さで振り切れるか」まで考えると失敗しにくくなります。シャフト単体の69.5gは、完成クラブの総重量ではない点にも注意してください。

旧ベンタスTRとの違い

旧ベンタスTRからの一番分かりやすい変更は、VeloCoreがVeloCore+へ進化したことです。旧モデルもSPREAD TOW FABRICを使って中間部のねじれと曲げ剛性を高める設計でしたが、2026年モデルでは内部の高弾性素材をアップグレードしたVeloCore+と組み合わせています。つまり、TRらしい中間部の補強という考え方を残しながら、コア側の材料構成も更新されたわけです。

国内スペックを見ると、調子そのものはREDが先中、BLUEが中元、BLACKが元で旧モデルと共通です。6Sの重量は旧REDと旧BLUEが68.0g、旧BLACKが69.5g。新しい26 VENTUS TRは3色とも69.5gなので、REDとBLUEは少し重くなっています。一方、トルクは6SでREDが3.2°、BLUEとBLACKが3.1°と、旧モデルから大きく変わっていません。

この数字を見ると、2026年モデルの違いを「もっと低トルクになったから別物」と説明するのは正確ではありません。数値表よりも、材料と剛性配分を見直し、安定性・フィーリング・インパクトでのスピードを高める方向へ進めたモデル、と理解するほうが実態に近いです。

第三者の試打でも、新TR BLUEは旧TR BLUEより少し安定感が増したという評価がある一方、差は小さいという声もあります。ここは大事で、旧TRが気持ちよく振れているなら、2026年モデルへ急いで替える必要はありません。同じヘッド、近い長さ、近い重量で打ち比べて、普通の当たりの散らばりや振り切りやすさが良くなるなら買い替える、くらいが納得しやすいと思います。

ベンタスTRの選び方と注意点

3色の性格が分かったら、次は自分のスイングへ落とし込みます。シャフト選びは「ヘッドスピード42m/sだからこれ」と一つの数字で決めるより、切り返し、球の高さ、左右のミス、今使っている重量を重ねたほうが失敗しにくいです。ここでは実際の選び方を順番に整理します。

とくに今回の26 VENTUS TRは、同じ「5S」「6S」でも想像より重量がある点がポイントです。色の性格と重さを同時に変えてしまうと違いが分かりにくいので、試打では条件を一つずつ動かすのが近道です。

ヘッドスピードで決めすぎない

ベンタスTRはしっかりしたシャフトという印象が強いため、「ヘッドスピードが何m/sあれば使えるのか」が気になりますよね。ただ、メーカーの国内スペック表は、40m/sならRED、45m/sならBLUEというような一対一の基準を示していません。シャフトの適性は速度だけでなく、切り返しでどのくらい負荷をかけるか、どのタイミングでしなりを感じたいかでも変わります。

たとえばヘッドスピード43m/sの二人がいて、一人はトップで間を作ってゆっくり加速し、もう一人は切り返しから一気に振るとします。同じ数字でも、後者のほうが手元や中間部に強い負荷をかけやすいので、BLACKの支えを好むことがあります。逆に速度が速くても、しなりを感じながら振りたい人はBLUEやREDのほうがタイミングを取りやすい場合があります。

そのため私は、ヘッドスピードは「重量やフレックスの候補を絞る材料」として使い、色は球筋とテンポで決めるのが分かりやすいと思います。まず普段の力感で測った速度を基準にし、最速値だけを見てXフレックスへ寄せないことも大切です。

硬さ選びそのものを整理したい場合は、サイト内のドライバーシャフトの硬さとヘッドスピードの考え方も参考になります。同じS表記でも設計が違えば振り心地は変わるので、ベンタスTRでも「Sならこの速度」と固定しすぎないほうがいいですね。

試打では最長飛距離だけでなく、キャリー、打ち出し角、スピン量、左右の着弾幅、打点を残します。普段の力感で10球ほど打ち、強く振った球だけでなく少し芯を外した球まで比べると、そのシャフトが自分のミスをどう変えるかが見えやすくなります。

5S・6Sの重量差をどう見る?

26 VENTUS TRの5Sと6Sは、名前以上に重量差があります。3色とも5Sは61.0g、6Sは69.5gなので、差は8.5g。ドライバー用シャフトで8g以上変わると、切り返しの感じ、トップでの収まり、フィニッシュまで振り切れるかに違いが出ても不思議ではありません。

ここで注意したいのが、「5=50g台」「6=60g台」という慣れた呼び方です。26 VENTUS TRの5Sは実重量61.0gなので、軽量な50g台シャフトから替えると、思った以上に重く感じる可能性があります。6Sの69.5gも、実質的には70gに近い重量です。現在60g前半のシャフトを使っている人が6Sへ替えると、モデルのしなり方だけでなく重量アップの影響も一緒に受けます。

たとえば今のシャフトが60g前半で振りやすく、終盤でも振り切れているなら、最初は5Sを同じ長さで比べる方法があります。反対に、軽いシャフトだと手だけで振ってしまい、少し重さがあるほうがテンポを作りやすい人は6Sが候補になります。ただし、重いほうが必ず方向性が良くなるわけではありません。

フレックスも同時に変えると比較が難しくなります。5Sから6Xへ一気に動くと、重量と硬さの両方が変わり、何が合ったのか分かりにくいからです。まず5Sと6S、あるいは6Sと6Xのように、できるだけ一つの条件だけを動かすと判断しやすいですね。

重量帯は「名称」ではなく実重量を見るのがポイントです。26 VENTUS TRは5Sでも61.0gあるため、現在のシャフト重量と完成クラブの長さを確認してから比較してください。

24ベンタスとの違い

2026年のTRと24 VENTUSは、どちらもVeloCore+を採用しているため、「技術が新しいほうがTR」という関係ではありません。24 VENTUSもVeloCore+を使った現行系のシリーズで、RED・BLUE・BLACKの3色を展開しています。違いを考えるなら、TRに加わるSPREAD TOW FABRICと、重量・剛性配分の方向を見るのが分かりやすいです。

国内仕様の6Sを比べると、24 VENTUSはREDが67.5g、BLUEが65.5g、BLACKが66.0gです。それに対して26 VENTUS TRは3色とも69.5g。トルクは24 REDが3.3°、BLUEが3.3°、BLACKが3.2°で、26 TRはRED3.2°、BLUE3.1°、BLACK3.1°です。少なくとも6S同士なら、TRのほうが重く、トルクも同等かやや小さい方向です。

プレーに置き換えると、24 VENTUSはVeloCore+の安定性を使いながら、TRより少し軽い重量から選びたい人に合わせやすいです。26 TRは、切り返しやインパクトでシャフトへしっかり負荷をかけても、もう一段落ち着いた挙動を求める人が比較しやすいでしょう。

ただし、同じ色名でも「24 BLUEと26 TR BLUEは上位・下位」という単純な関係ではありません。振りやすい重量としなり方が違えば、24のほうが結果が良い人は当然います。特に26 TRの6Sが重く感じるなら、24 BLUEの6Sや26 TRの5Sを並べてみると、重量とTR設計のどちらが効いているか見分けやすくなります。

ベンタス以外の動きも比較したいなら、フジクラの別シリーズとしてスピーダーNXの各色と新作WHITEの違いも参考になります。VENTUSのしっかり感が合わない場合、別のしなり方を試すこと自体が有力な選択肢です。

スライス・フック別の選び方

球筋から選ぶなら、まず「右へ行く」「左へ行く」だけでなく、出球と曲がり方を分けます。右に出てそのまま右へ行くプッシュと、左や中央へ出てから大きく右へ曲がるスライスでは、同じ右ミスでも原因が違います。シャフトだけで直すのではなく、今のミスがどの場面で出るかを見たうえで色を選びたいところです。

球が低く、右へ抜けるうえにキャリーも足りないなら、3色の中ではREDから試す理由があります。先中調子で中高弾道を狙うため、BLUEやBLACKより高さを求める悩みと重なりやすいからです。ただし、REDを入れればフェースが必ず返るわけではありません。打点がヒールへ偏って大きくスライスしているなら、打点やヘッドの特性も同時に見ます。

反対に、左への引っかけやチーピンが怖く、強く振るほど左へ巻く人はBLACKが候補です。手元と先端を高剛性にした元調子で、切り返しが速い人が左を気にせず振る方向と相性を作りやすいモデルです。ただ、BLACKで球が低すぎたり右へ抜けたりするなら、BLUEへ戻したほうがバランスを取りやすいでしょう。

大きな左右のミスは少ないけれど、少し振りに行ったときだけ散らばるならBLUEが使いやすい基準になります。「RED=スライサー、BLACK=フッカー」と決めるより、BLUEを基準に高さと左への安心感を足し引きするほうが、実際の選択では迷いにくいと思います。

他社シャフトまで含めて比較したい場合は、ツアーADの新作EK・FI・GC比較も参考になります。同じ中元・元調子という表記でもメーカーごとに振り味は違うので、色名やキックポイントだけで決めないことが大切です。

フェアウェイウッドにも合う?

VENTUS TRはウッド用シャフトなので、ドライバーだけでなくフェアウェイウッドで使う選択肢もあります。ただし、「ドライバーで6Sが良かったから3Wも同じ6Sを挿せばいい」とは限りません。フェアウェイウッドはクラブが短く、ヘッド重量も大きくなるため、同じシャフトでも完成時の振り心地が変わります。

海外公式では、REDやBLACKにより重い8X・9Xまで用意され、高ロフトのフェアウェイウッドで使う選択肢も示されています。一方、日本の国内公式ラインアップはREDが7Xまで、BLUEが7Xまで、BLACKが8Xまでで、海外とフレックス展開が同じではありません。日本で選ぶなら、国内で入手できる仕様を基準にしたほうが話が混ざりません。

フェアウェイウッドでは、地面から打つ機会が多い人ほど高さを確保できるかが重要です。3Wをティーショット中心で使い、左を抑えたいならBLACKの方向が合うことがありますが、5Wや7Wをグリーンへ高く止めたいなら、低弾道化しすぎないかを見る必要があります。REDの高さが生きる人もいれば、BLUEのバランスがちょうどいい人もいるわけです。

また、シャフトは組み立て時のカット方法でも挙動が変わります。製品長46インチの数値は完成クラブ長ではありません。ドライバー用の試打結果だけでチップカット量や完成長まで自己判断すると、狙った振り味から外れることがあります。

フェアウェイウッドへ入れるなら、現在のクラブ重量、長さ、バランス、用途をショップやフィッターへ伝え、同じヘッドで重量違いを比べるのがおすすめです。TRの安定感を残しながら、地面からでも無理なく高さが出る組み合わせを選びたいですね。

まとめ:ベンタスTRはどれが合う?

2026年の26 VENTUS TRは、VeloCore+とSPREAD TOW FABRICを組み合わせ、RED・BLUE・BLACKの3色で弾道と剛性配分を分けたシリーズです。REDは先中調子で中高弾道、BLUEは中元調子で中弾道、BLACKは元調子で低弾道というのが国内公式の大きな整理になります。

私なら、3色で迷っている人にはまずBLUEを基準にします。BLUEで球が低く、もう少しキャリーと先側の動きが欲しいならRED。BLUEでも左のミスが怖く、切り返しでシャフトを強く押していく感覚があるならBLACK。この順番なら、「一番ハードだから一番飛ぶ」「最新だから一番合う」という選び方から離れられます。

重量も見逃せません。26 VENTUS TRは5Sが61.0g、6Sが69.5gで、呼び名から想像するより重めです。旧TRや24 VENTUSから替える人は、色の違いだけでなく、現在のシャフトから実重量が何g変わるかを確認してください。特に24 VENTUSの6Sから26 TRの6Sへ替えると、モデルによって2.0〜4.0gほど増えるため、振り味の差には重量も影響します。

旧ベンタスTRを使っていて球筋と振り心地に満足しているなら、急いで買い替えなくても大丈夫です。2026年モデルは材料と設計が更新されていますが、旧モデルが急に合わなくなるわけではありません。同じヘッド、近い長さ、同じボールで打ち比べ、普段の力感でキャリー、スピン、左右の散らばり、打点がどう変わるかを見るのが一番納得できます。

価格は国内公式で55,000円。組立費やグリップ代は別なので、リシャフトでは総額も確認したいところです。高価なシャフトほど自動的にスコアが良くなるわけではありませんが、切り返しで違和感がなく、少し芯を外しても同じ高さと方向へ収まりやすい一本なら、ティーショットの安心感は大きくなります。

ベンタスTRは「どれが一番いいか」ではなく、「自分が減らしたいミスにどの色の動きが合うか」で選ぶシリーズです。高さ不足ならRED、バランスならBLUE、左を抑えて叩きたいならBLACK。最後は同条件で試打し、最大飛距離より普段の球のまとまりを比べて決めるのが、失敗しにくい選び方だと思います。

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