キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G High Spinを徹底解説

キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G High Spinを徹底解説

こんにちは。ゴルフの縁道、運営者のえにしです。

キャスコのドルフィンウェッジ DW-125G High Spinが気になっているものの、通常のDW-125Gと何が違うのか、やさしさとスピン性能を両立できるのか、迷っている方も多いのではないでしょうか。バンカーから出す安心感は欲しいけれど、グリーン周りではもう少し止めたい。そんな悩みがあると、ハイスピンという名前には惹かれますよね。

一方で、ノーメッキのフェースは錆びないのか、56度・58度・60度のどれを選ぶべきかなど、購入前に知っておきたい点もあります。商品写真にあるシャフトと標準仕様が違うケースもあるため、ヘッドの特徴だけで決めるのは少し早そうです。

私が注目したいのは、難しい打ち方を増やさずに寄せたい人にとって、今回のフェース変更がどんな意味を持つかという点です。通常版との違いから、ロフトとシャフト、手入れまで、実際の使い道を思い浮かべながら見ていきましょう。

  • 通常のDW-125Gとハイスピン版の違い
  • ノーメッキフェースとソールが担う役割
  • 56度・58度・60度とシャフトの選び方
  • 錆の注意点と買い替えを判断するポイント
目次

キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G High Spinの特徴

ハイスピン版を理解する近道は、ボールに触れるフェースと、地面に触れるソールを分けて考えることです。止める工夫と抜けを助ける工夫が、それぞれどんな場面につながるのかを整理します。

通常版との違いと発売日

DW-125G High Spinは、2026年9月11日発売のセミグースネック型ウェッジです。通常版と同じDW-125Gという名前が入っていますが、単なる色違いとして選ぶと大事な違いを見落としてしまいます。中心となる変更は、フェース面のノーメッキ仕上げとフルスコアラインです。

ノーメッキとは、ここではボールを打つ面にメッキを施していないことを指します。ヘッド全体が同じ仕上げだと考える必要はありません。また、フルスコアラインはフェースの広い範囲に入れた溝のこと。見た目の印象に加え、どの部分でボールを受け止めるかにも関係する工夫です。

一方、地面を抜けるためのクアッドソールXは、通常版から引き継いでいます。つまり、従来の使い方を土台にして、止める側の性能を充実させたモデルと考えると分かりやすいですね。バンカーでの振り方が全く別物になるような変更ではありません。

通常版との大きな違いはフェースにあります。ソールの助けを求めるだけなら通常版も候補になり、そこへスピン性能への期待を加えたい場合にハイスピン版を検討する、という順番が自然です。

例えば、今のウェッジではバンカーから出せているものの、短いアプローチが想定より転がる。そんな人は、まず止まり方に注目して比較する意味があります。反対に、ボールのかなり手前を大きくダフることが主な悩みなら、フェースだけを変えてすべて解消すると期待するのは避けたいところです。

通常版を使っている方にとっても、発売年が新しいというだけで買い替える必要はありません。現在のクラブで困っている場面が、今回変更された部分と結び付くかが大切です。私は、このモデルを「ドルフィンの打ち方を大きく変えず、寄せ方の幅を検討できる選択肢」として見るのがよいと思います。

なお、以下ではハイスピン版を中心に説明します。通常版の口コミや別仕上げのスペックを、そのままこのモデルの実績として扱わないことも、比較するときのポイントです。

ノーメッキフェースのスピン性能

ハイスピン版の目玉は、メッキを省いたフェースです。キャスコは、表面形状を精度の高い状態にすることでボールの食いつきを高め、スピン量と安定性の向上を狙ったと説明しています。表面の仕上げを変える理由は、見栄えよりもボールとの接触を重視したいからですね。

ただし、スピンという言葉は、止まり方のすべてを表しているわけではありません。グリーンに落ちたあとにどこまで転がるかを見るには、球の高さや着地の勢いも一緒に見る必要があります。強い回転が出た一球だけで、距離感まで完成したとは言えないところがウェッジの難しさです。

例えば、グリーン手前からピンまで30ヤードある場面を考えてみます。手前に落として転がす予定なら、急に止まる球が増えるとショートするかもしれません。逆に、バンカーを越えた先の狭い場所へ落としたいなら、着地後の勢いを抑えられることが助けになります。

この違いを踏まえると、ハイスピン版を手にしたときは、今までと同じ落とし場所でよいかも考えたいですね。止める性能が魅力でも、従来の転がりを前提にした距離感をそのまま持ち込むと、かえって合わなくなる可能性があります。

注目したいのは、最大のスピン量より、狙った落とし場所からの転がりを読めるかどうかです。これは、シングルを目指す私がウェッジ選びで大切にしたい点でもあります。派手なバックスピンより、普段のアプローチで結果を予測しやすいほうが、次のパットを考えやすいですよね。

また、ノーメッキだからラフでも雨でも必ず止まる、と受け取らないようにしたいところです。フェースとボールの間に何が挟まるかは、道具の名前だけでは決まりません。乾いた短い芝での感触と、濡れた芝からの結果は分けて見るほうが、性能を過大評価せずに済みます。

スピンを増やしたい一心で無理な打ち方を加えるより、普段の振り方でどれだけ距離が合うかを見る。ハイスピンという名前に引っ張られず、この順番で使い道を考えると、自分に必要な変化が見えやすくなると思います。

フルスコアラインと打点の関係

フェースの横溝をスコアラインと呼びます。ハイスピン版では、この溝を広い範囲へ配置したフルスコアラインを採用。さらに、フェース下端のリーディングエッジ近くまで溝を入れ、間隔も狭くしています。メーカーが意図しているのは、ボールが溝にかかる機会を増やすことです。

フェースの中央だけでなく、端のほうまで溝が見えると、構えたときに打てる面を広く感じる方もいるでしょう。小さなヘッドの真ん中へ正確に当てなければ、と緊張しやすい人にとって、見た目の安心感は無視できない要素です。

ここで分けたいのは、溝のある範囲と、芯を外したときの距離の残り方です。フェース全体に溝が入っていても、どこに当たっても同じ球になると保証されたわけではありません。大きな打点ずれまで補う構造だと読み替えると、期待する効果がずれてしまいます。

例えば、傾斜のある場所で普段よりトゥ寄りに当たったとします。その位置にも溝があることと、中央で打ったときと同じキャリーが出ることは別の話です。フルスコアラインは頼もしい工夫ですが、打点を気にしなくてよくなる魔法ではない、ということですね。

試す機会があれば、最初はフェースを目標へまっすぐ向けた構えで打ち、落ち着いて狙えるかを見たいところです。そのあとに少し開いた構えも試せば、溝の見え方やフェースの向けやすさが自分の好みに合うかが分かります。

初めてフルスコアラインを使うなら、難しい打ち分けより、構えた瞬間に迷いが減るかに目を向けると分かりやすいでしょう。溝が端まであることで安心する人もいれば、従来型のすっきりした見た目が好きな人もいるからです。

また、写真でフェースが大きく見えることと、実際のヘッド寸法が大きいことも同じではありません。正面からの写真だけで大きさを決めつけず、ボールを置いた状態で見比べると、使うときの印象に近づきます。溝の追加を理解したうえで、自分が構えやすい顔かどうかを見るのが素直な選び方でしょう。

クアッドソールXとバンカー

ドルフィンらしさを支えるのが、ヘッドの底面にあるクアッドソールXです。ソールとは、アプローチやバンカーで芝や砂に触れる部分のこと。ボールを打つフェースとは別に、地面との接し方を担っています。

このソールは、トゥ側、中央、ヒール側で形状やバンス角を変えています。バンスは、ヘッドが地面へ潜りすぎることを抑える働きに関わる角度です。ただ幅を広くするだけでなく、接地する部分を工夫して抵抗を減らす、というのが設計の考え方ですね。

キャスコの説明では、フェースを大きく開かなくてもソールを機能させられる点が特徴です。バンカーが苦手な方にとって、フェースの開き方、体の向き、振る方向を一度に変えるのは忙しいですよね。構えの複雑さを減らせる設計は、そうした迷いに対して魅力があります。

ただし、スクエアに使えることは、どんな砂でも同じ強さで打てるという意味ではありません。さらさらの砂と、雨のあとに締まった砂では、ヘッドの入り方もボールの状況も違います。高いあごを越える場面と、低いあごから出す場面も分けて考える必要があります。

私がこのソールに期待するのは、やることを増やすことより、普段の構えを基準にできることです。例えば、通常のバンカーでまず脱出を優先するなら、複雑な細工を加える前に、そのまま構えた状態でどんな球になるかを知っておくと、コースでも判断しやすくなります。

バンス角は中央の数字だけで使い心地を決められません。ソールの幅、丸み、構えたときに接する場所まで含めて、地面への当たり方が変わります。

逆に、極端にボールの手前へ入りすぎるミスや、あごに近すぎる難しい状況まで、ソールだけで解決できると考えるのは禁物です。脱出できたかに加え、出た球がどの高さでどこへ落ちたかまで見れば、単なる成功・失敗より使い道が分かってきます。

スピンの増加だけが話題になりやすいモデルですが、私としては、この土台の使いやすさに納得できるかが先だと思います。地面を抜ける感覚が合ってこそ、フェースの違いにも目を向けやすくなるからです。

セミグースの構えやすさと弾道

DW-125G High Spinはセミグースネックです。ネックとはシャフトとヘッドをつなぐ部分で、セミグースはフェースの刃がシャフトの延長線に対して少し後ろへ位置する形。構えたときのボールの包み込み方や、手元との位置関係に特徴が出ます。

すでにグースネックのアイアンを使っている方なら、ウェッジだけが急に違う顔になるより、流れをつかみやすいかもしれません。逆に、刃がまっすぐ前へ出て見えるストレートネックに慣れていると、最初は少し引っ込んだように感じる可能性があります。

キャスコは通常のDW-125Gについて、つかまりを重視する人や、低めの球を打ちたい人に向く形状として案内しています。ハイスピン版を検討する際も、このセミグースの顔が自分の構え方に合うかは外せません。スピンの名前だけでなく、まず狙った方向へ向けられるかが大事ですね。

例えば、50ヤード前後の距離を低めの球で運びたいとき、手元を少し先に置いた構えが自然に決まるなら、距離を合わせるイメージを持ちやすいでしょう。ただし、その形を作ろうと手を必要以上に前へ出すと、当初想像していた球の高さとは変わってしまいます。

反対に、フェースを開いて高い球を打つことが好きな人は、開いたときの刃の見え方まで比べたいところです。セミグースだから開いてはいけない、ということではありません。好みの構えを作ったときに、目標とフェースの関係をつかみやすいかを見ます。

ネック形状の相性は、スコアだけでは区切れません。初心者だからセミグース、上級者だからストレート、と決めるより、普段使うアイアンと並べたほうが違いを理解しやすいですね。アドレスの見え方は、スペック表には表れにくい部分です。

また、つかまりを助ける方向の設計を、誰でも左へ曲がるという意味に読み替えないことも大切です。左へのミスが気になるなら、いつもの構えで打った出球を見て判断する。一般的なネックの説明を、自分の球筋を決めつける材料にしないほうが、落ち着いて比較できます。

打感や試打評価をどう読むか

ハイスピン版について、キャスコはノーメッキならではの柔らかい打感も特徴として挙げています。短い距離を打つウェッジでは、手に伝わる感触や音が、自分の振った強さを判断する手掛かりになります。止める性能とあわせて気になるところですよね。

ただ、素材名だけで「必ず柔らかく感じる」と決めることはできません。同じヘッドでも、使用球や打点が違えば受け取り方は変わります。実物を打っていない段階では、メーカーが目指した感触と、自分が気持ちよく打てる感触を分けて考えるのが自然です。

第三者の試打では、ALBA Netがインドア施設での比較を紹介しています。記事中ではスピン差が報告されていますが、比較相手は試打で使い込まれた通常メッキのDW-123で、新品の通常DW-125Gとの同条件比較ではありません。この違いは読み飛ばさないようにしたい点です。

新品と使用済み、ストレートネックとセミグースという違いがあるなら、結果のすべてをノーメッキ化だけの効果に分けることはできません。興味を持つきっかけにはなっても、自分にも同じ回転差が出るという約束にはならないわけです。比較条件はALBA NetのDW-125G High Spin試打記事で確認できます。

試打評価を読むときは、最大値の大きさより「何と、どの条件で比べたか」を先に見ると理解しやすくなります。そのうえで、球の高さ、キャリー、止まり方を一緒に捉えると、実際の寄せ方を想像しやすくなるからです。

口コミについても、名前が似ている通常版の感想をハイスピン版へ置き換えないようにしたいですね。ソールが共通でも、フェースの感触や手入れの負担は同じとは限りません。短期間の試打と、何度も雨のラウンドを経験した使用感にも違いがあります。

打感を自分で比べるなら、いつも使うボールで、短い距離から順に振り幅を変える方法が分かりやすいと思います。フルショットの一球だけではなく、弱く打ったときに強さをつかめるかまで見ると、ウェッジらしい相性を確かめられます。

キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G High Spinの選び方

特徴が分かってきたら、次は自分のバッグにどんな役割で入れるかです。ロフトの数字、シャフトの重さ、錆との付き合い方を具体的に考えると、買い替える意味があるかも判断しやすくなります。

56度・58度・60度の選び方

ハイスピン版のロフトは56度、58度、60度の3種類です。ロフトはフェースの傾きで、同じように打ったときの高さや距離を考える出発点になります。ただし、角度を増やすほど誰にとっても寄せやすくなる、というものではありません。

まず56度は、バンカーとグリーン周りを一本で幅広く使いたい人が比較の起点にしやすい角度です。高く上げる球だけに用途を絞らず、ある程度前へ運ぶ感覚も残したいときに検討できます。現在のサンドウェッジが56度なら、ロフトを変えずにヘッドの違いを見やすいのも利点です。

58度は、今のクラブで高さがもう少し欲しい人や、すでに58度の距離感に慣れている人にとって自然な候補です。56度とどちらがよいかは、いつものアプローチで必要なキャリーを無理なく出せるかで考えると、単なる好みの数字から一歩進めます。

60度は、高さを使う役割を明確にして選びたい角度です。例えば、グリーンの手前に障害があって、転がす経路を選びにくい場面を想定するなら候補になります。ただ「一番ロフトが多いから一番やさしい」と考えて買うと、普段の距離を打つために振り幅を増やすことになるかもしれません。

ロフト比較の起点になる用途見ておきたい点
56度バンカーと通常の寄せを兼用必要な高さを無理なく出せるか
58度高さと距離感のバランス今のウェッジとの距離差
60度高さを使うショットを追加普段の距離でショートしすぎないか

迷ったときは、今使っているサンドウェッジと同じロフトから比較するのがおすすめです。ヘッド、ロフト、シャフトを一度に変えると、打ちやすさの理由が分かりにくくなるからです。

私は、最初から56度と60度を一緒に買うより、最も出番が多い一球を思い浮かべて一本を選ぶほうが失敗しにくいと思います。高い球を打つ楽しさもありますが、コースで繰り返し使う距離に自信を持てることを優先したいですね。

ロフトの間隔と飛距離の合わせ方

ハイスピン版を選ぶときは、その一本だけでなく、ピッチングウェッジからのつながりも見ておきたいところです。PWの次がいきなり56度や58度になると、その間の距離をどう打つかが課題になることがあります。

例えば、PWが44度、アプローチウェッジが50度という仮の組み合わせなら、56度を加えると角度の間隔は6度ずつになります。一方、PWが46度で、その下に52度を使っているなら、58度を候補にする考え方もあります。これは組み合わせの例で、特定の距離差が出ると保証するものではありません。

同じ6度差でも、クラブの構造や長さ、打ち方が違えばキャリーの差は変わります。キャリーとはボールが最初に着地するまでの距離です。転がったあとの総距離だけで比べると、グリーンの硬さや傾斜が混ざってしまうため、まずは着地点をそろえて考えると分かりやすいですね。

確認するなら、PW、手持ちのアプローチウェッジ、候補のハイスピン版を順に打ち、無理のない振り幅で届く範囲を記録します。最大飛距離を出す必要はありません。自分が繰り返し打てる距離が分かれば、間に困る距離が残っているかを判断できます。

また、フルショットだけでなく、腰まで、胸までといった自分なりの振り幅でも比べたいところです。例えば、強く打つと不安定な距離を、上の番手の小さな振り幅で打てるなら、必ずしもクラブを増やさなくてよいかもしれません。

ハイスピン版は56度以上の展開なので、50度や52度まで同じモデルでそろえることはできません。ここは分かりやすい制約です。ただし、セットのすべてを同じシリーズにすることより、必要な距離を打てることを優先すれば、通常版や手持ちのクラブと組み合わせる方法もあります。

買い替え後に最初に作っておきたいのは「この振り幅で、ここへ落ちる」という小さな基準です。カタログにない自分の基準があると、ハイスピンの特徴をどの距離で使うかがはっきりします。一本で何ヤード飛ぶかを他人と比べるより、バッグ全体で打てない距離を減らすほうが実戦的ですね。

標準シャフトとDG115の違い

シャフト選びでは、まず標準仕様とショップ独自の組み合わせを分けて見ましょう。ハイスピン版のメーカー標準は、スチールのN.S.PRO 950GH neoと、カーボンのDolphin DP-231です。同じヘッド名でも、組み合わせるシャフトによって持ったときの重さが変わります。

公式設計値では、標準スチール仕様のクラブ重量が454g、標準カーボン仕様が407gです。この差は47gあり、名前の違いだけとは言えません。普段軽いアイアンを使っている人が重いウェッジへ持ち替える場合と、重めのスチールからつなぐ場合では、比較したい組み合わせも変わります。

ここで注意したいのが、紹介画像に写っているDynamic Gold 115のS200表記です。画像には第一ゴルフオリジナルという表示もあります。これは、少なくとも写真をメーカー標準シャフトの見本として読むべきではない、という大切な手掛かりになります。

DG115装着品については、写真だけで完成クラブの総重量、バランス、長さ、価格までは分かりません。標準スチールの454gという数字を、そのままDG115仕様の重さとして使わないようにしましょう。ヘッドが同じでも、完成品の仕様は別に見る必要があります。

商品写真のDG115仕様と、メーカー標準の950GH neo仕様は区別してください。注文時は商品名に加え、シャフト名、フレックス、ロフト、完成クラブの仕様を商品欄で照合することが大切です。

選ぶときは、ドライバーのヘッドスピードだけで決めるより、短い振り幅でヘッドを動かしやすいかを見たいですね。強く振れる人でも、軽いクラブのほうが小さな距離を合わせやすいことはありますし、重さを感じながら振るほうが落ち着く人もいます。

私なら、現在使っているウェッジを比較の基準として持っていきます。候補を単独で振って「良さそう」で終えるより、持ち替えた瞬間の違いが分かるからです。シャフト名の評判より、いつものアプローチのテンポを作れるかを優先すると、選ぶ理由が明確になります。

価格とノーメッキの手入れ

公式掲載価格は、N.S.PRO 950GH neo仕様が1本28,600円、Dolphin DP-231仕様が1本33,000円で、いずれも税込です。これはメーカー標準仕様の価格で、写真にあるDG115装着品の販売価格を示すものではありません。

購入するときは、安く表示されている一本が通常版なのか、ハイスピン版なのかにも注意したいですね。DW-125Gという部分だけで比べると、フェースの仕上げが違う商品を同じものだと思ってしまう可能性があります。ロフトとシャフトまでそろえたうえで価格を見ると、比較しやすくなります。

そして、このモデルで先に理解しておきたいのが錆です。メーカーは、水分や湿気の影響を受けやすく、濡れた芝などでは拭いていても短時間で表面に錆が生じる場合があると明記しています。ヘッドの錆に関する保証対応を受けられない点も、購入前の重要な条件です。

ノーメッキの特徴を選ぶことは、フェースの見た目の変化も受け入れることです。新品の銀色をずっと保ちたい方や、手入れの負担を増やしたくない方には、ここが明確な弱点になります。

使ったあとは、付着した芝や砂を落とし、水分を拭き取ってから保管する流れを基本にしたいところです。濡れたままバッグへしまい込む状況を減らすだけでも、扱い方は整理できます。ただし、こうした手入れで錆を完全に防げると保証することはできません。

錆が出たときに、自己判断で強く削ったり、溝を研ぎ直したりするのは避けたいですね。大事な打球面へ手を加える前に、メーカーの手入れ案内に従うほうが安心です。「錆びるほどスピンが増える」と期待して、わざと濡れたまま放置する理由もありません。

仕様、価格、錆の注意事項はキャスコ公式のDW-125G High Spin製品ページに掲載されています。販売価格や納期は注文先で最終確認し、標準以外の組み合わせを選ぶ場合は完成クラブの条件もあわせて確かめたいですね。

価格を比べる際には、止まり方への期待だけでなく、この手入れを無理なく続けられるかも大事な判断材料になります。性能に納得していても、毎回の見た目の変化が気になってしまうなら、通常のメッキ仕様を選ぶほうが気持ちよく使えるでしょう。

初心者への適性と試打のポイント

ハイスピン版は、初心者には使えない特別な上級者用ウェッジ、と考える必要はありません。ソールの助けを活用しながら、グリーン周りでもう少し止めたい人なら検討する意味があります。ただし、最初の一本として誰にでも優先して勧めたいかというと、悩みの中身を見たいところです。

まだボールに当たる位置が大きく変わり、トップと大きなダフリを繰り返している段階なら、まずは構えやすさと振りやすさを重視したいですね。スピンの差を感じる前に、クラブの重さや長さが気になってしまうなら、その違和感を置き去りにしないほうがよいと思います。

反対に、アプローチでおおむね狙った場所へ落とせるものの、その先のランを抑えたい人には、今回の特徴が具体的な比較材料になります。苦手の中心が「当てること」なのか「落ちてから止めること」なのかを分けるだけで、見る部分が変わります。

試打では、普段使うボールと現用品を用意できると比較しやすいでしょう。最初に短い距離、その次に少し長い距離を打ち、候補と現用品を交互に使います。一本ずつ大量に打つより、持ち替えたときの構えと距離感の違いに気づきやすくなります。

見るのは最高の一球だけではありません。狙いより短くなる球が多いのか、左右に散るのか、薄い当たりが混じるのかを残しておくと、どのミスが気になるかを説明できます。計測できるなら、キャリーとスピンを別々に記録すると、飛ばなくなったことを単純に「止まった」と評価せずに済みます。

芝や砂から打てる機会があれば、マットとは別にソールの使い心地も見たいところです。マットだけの試打で、バンカーへの相性まで分かったと考えないほうが、購入後の期待を合わせやすいですね。

他メーカーのウェッジも検討している方は、バイティングスピン2の特徴とソールの選び方も比較の参考になります。ここで優劣を決めつけるより、どの形で自分の使いたい球を打ちやすいかを考えたいところです。

重さやライ角の違和感が残る場合は、試打結果を持ってフィッターへ相談すると、相談の目的がはっきりします。「人気のシャフトにしたい」よりも「短い振り幅で振り遅れる感じがある」と伝えたほうが、自分に必要な調整へつなげやすいでしょう。

キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G High Spinのまとめ

DW-125G High Spinの魅力は、ドルフィンらしいソールの考え方を土台にしながら、フェースの仕上げと溝に止めるための工夫を加えたところです。難しい打ち方をいくつも覚えるより、慣れた構えでアプローチを組み立てたい人にとって、気になる組み合わせだと思います。

私は、セミグースの顔が好きで、現状のアプローチにもう少し制動感を求めている人を、特に相性を確かめたい読者として考えています。バンカーの使いやすさだけでなく、グリーン周りでどれくらい転がるかを自分で読んでいきたい人にも、選ぶ理由があるでしょう。

一方、錆を気にせず使えることを大切にしたい方や、フェースの見た目を保ちたい方には、ノーメッキの注意点が小さくありません。50度や52度まで同じハイスピン版でそろえたい場合にも対応しないため、上の番手との組み合わせを考える必要があります。

通常版で寄せ方が安定しているなら、急いで替える必要はないと思います。買い替えによって短い距離のランが変わるなら、その変化を覚える時間も必要になるからです。現用品の何に不満があるのかを一つ言える状態で比べると、新しいクラブを選ぶ理由もはっきりします。

選び方の中心は、自分がよく打つ距離を、無理のない構えと振り幅で合わせられるかです。56度・58度・60度は用途から選び、標準シャフトとDG115装着品は別の仕様として扱う。この二点を押さえるだけでも、写真や商品名だけでの買い間違いを減らせます。

ハイスピンという言葉から、どんな場所でも一発で止まる球を想像したくなりますが、私が本当に期待したいのは、次のパットを打ちやすい場所へ運ぶための助けです。短い距離で止まり方をつかめれば、ピンを直接狙う場面と、安全な場所へ落とす場面も分けやすくなります。

今のウェッジと同じロフトで比べ、違いが見えたらシャフトや距離のつながりを詰める。そんな順番なら、このモデルの良さを自分のゴルフに結び付けやすいはずです。スピンの名前だけで選ばず、普段の一打を思い浮かべながら、自分に合う一本を探してみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次