
こんにちは。ゴルフの縁道、運営者のえにしです。
テーラーメイドのQi4D MAXとキャロウェイのQUANTUM MAXはどっちが自分に合うのか、迷っている方も多いのではないでしょうか。どちらも2026年の注目ドライバーですが、飛距離性能、曲がりにくさ、スピン量、つかまり、打感、標準シャフトの特徴には意外とはっきりした違いがあります。
Qi4D MAXは高い直進性と打点がズレたときの安定感が魅力で、QUANTUM MAXは高初速と力強い弾道、スライスを抑えやすいつかまりの良さが特徴です。ただし、最大飛距離だけで選べばよいわけではなく、ヘッドスピードや普段のミス、ロフト、シャフトとの相性まで考えなければ、本来の性能を引き出せないことがあります。
この記事では、Qi4D MAXとQUANTUM MAXの飛距離や寛容性を比較しながら、100切りを目指すゴルファー、スライスに悩む人、左への引っ掛けを避けたい人に向けて、選び方を分かりやすく整理します。私自身もシングルを目指す立場から、カタログ上の数値だけでなく、実際のラウンドでスコアにつながるかという視点を大切にしました。
- Qi4D MAXとQUANTUM MAXの飛距離性能の違い
- 曲がりにくさやスライスへの強さ
- 打感やシャフトを含めたスペック比較
- スイングタイプ別に合うモデルの選び方
Qi4D MAXとQUANTUM MAXはどっち
Qi4D MAXとQUANTUM MAXは、どちらも460ccの大型ヘッドを採用した、飛距離と寛容性を重視するドライバーです。ただし、Qi4D MAXは弾道のまとまりを高める方向、QUANTUM MAXは初速とつかまりを引き出す方向へ設計されており、同じMAXモデルでも性格は異なります。まずは、飛距離や方向性など、実際のティーショットで差が出やすいポイントから比較します。
飛距離性能とボール初速を比較
最大飛距離を狙いやすいのは、どちらかといえばキャロウェイのQUANTUM MAXです。QUANTUM MAXには、チタン、ポリマー系素材、カーボンを組み合わせた三層構造のTRI-FORCEフェースが採用されています。チタンだけでフェースを構成する従来の考え方とは異なり、それぞれの素材に反発、接着、強度という役割を持たせることで、インパクト時のたわみを大きくしています。
芯付近でボールを捉えたときは、フェースが一度受け止めてから強く押し返すような弾き方になりやすく、低めのスピン量と高いボール初速がそろえば、キャリーとランの両方を伸ばせます。特に、現在のドライバーでスピンが多く、吹き上がる弾道になっている人には、飛距離を伸ばせる可能性があります。
一方のQi4D MAXも、飛ばないドライバーではありません。60層のカーボンツイストフェースと、軽量な7075鍛造アルミニウムを使ったボディによって、ヘッド内の重量配分が最適化されています。Qi4D MAXの強みは、最高初速を一度だけ出すことより、打点が多少ズレてもボール初速とキャリーが落ちにくいことです。
私がドライバーを比較するときは、ナイスショットの最大飛距離だけでなく、10球打ったときの下位3球がどこまで飛んでいるかを重視します。ラウンドでは毎回フェース中央に当てられるわけではないからですね。少し下側に当たった球やヒール寄りの球でも飛距離差が小さいなら、実戦での平均飛距離は伸びます。
一撃の初速と低スピンによる飛びはQUANTUM MAX、ミスを含めた平均飛距離の安定はQi4D MAXという考え方が分かりやすいでしょう。
なお、飛距離やボール初速はヘッドスピード、打点、入射角、使用ボール、シャフトによって変わります。試打データの数値はあくまで一般的な目安として考え、同じシャフトや同じボールで打ち比べることが大切です。
曲がりにくさと直進性を比較
左右の曲がり幅を抑えたいなら、Qi4D MAXのほうが選びやすいと私は考えています。Qi4D MAXはヘッド後方が長く見える大型形状で、スイング中のヘッド挙動が急激に変わりにくい設計です。インパクト付近でフェースが大きく開閉しにくいため、クラブに任せて振ったときにストレート系の弾道へまとめやすくなっています。
特に魅力を感じるのは、右にも左にも大きく曲げたくないゴルファーとの相性です。つかまりを極端に強くしたドライバーでは、スライスは減っても、今度は左への引っ掛けが怖くなる場合があります。Qi4D MAXは、強いドローバイアスで右のミスだけを消すというより、フェース面の安定性によって左右両方のブレを小さくするタイプです。
QUANTUM MAXも十分に曲がりにくいドライバーです。AIを活用したフェース設計によって、トウやヒールに打点がズレたときのスピン軸やスピン量が補正されやすくなっています。そのため、芯を外しても急激なフックやスライスになりにくく、初速も維持しやすい設計です。
ただし、標準状態ではQUANTUM MAXのほうが少しつかまりを感じやすく、右へのミスを減らしやすい反面、もともとフックが強い人は左方向への警戒が必要です。後方のウェイトを入れ替えることで弾道傾向を調整できますが、つかまりの良い純正シャフトと組み合わせる場合は、試打で左への最大幅まで確認しておきたいですね。
フェアウェイキープを最優先するなら、平均値だけでなく最も曲がった1球を見ることが大切です。練習場では少しの曲がりに見えても、コースではOBや林につながります。10球の散らばりが小さく、左右どちらか一方向にまとまるモデルのほうが、スコアを作りやすいでしょう。
Qi4D MAXは直進性の高さ、QUANTUM MAXはAIフェースによるミスヒット補正とつかまりの良さが特徴です。絶対的な優劣ではなく、普段のミス方向との相性で判断しましょう。
スピン量と弾道の高さを比較
Qi4D MAXは、基本的には中弾道から高弾道を打ちやすく、スピン量を極端に減らしすぎないタイプです。ヘッド後方に重量を置いた状態では、ボールが上がりやすく、キャリーを安定させやすくなります。打点がフェース下側にズレたときもスピン量が増えすぎにくいよう、縦方向の丸みを見直したフェースロールデザインが採用されています。
一般的に、フェース下側に当たると打ち出し角が低くなり、スピン量が増えて飛距離をロスしやすくなります。アマチュアゴルファーには多いミスなので、下打点時のスピン変化を抑えられることは、実戦ではかなり大きなメリットです。高さを出しながら前にも進む弾道を作りやすく、キャリー不足に悩む人にも合わせやすいでしょう。
QUANTUM MAXは、Qi4D MAXより低スピンの強い球になりやすい傾向があります。フェースの高い反発力に加え、ヘッド重量をしっかり感じられる設計なので、インパクトでボールを押し込み、前へ伸びる中高弾道を狙えます。適正な打ち出し角を確保できれば、ランを含めたトータル飛距離を伸ばしやすいモデルです。
一方で、普段からスピン量が少なく、ドロップ気味の低い球が出る人は注意が必要です。低スピンのドライバーを使えば全員が飛ぶわけではありません。スピンが減りすぎると、ボールが途中で失速し、キャリー不足になります。QUANTUM MAXを試す際は、普段よりロフトを増やす、10.5度を選ぶ、打ち出しやすいシャフトを組み合わせるといった調整も候補になります。
スピン量は少ないほど良いわけではありません。ヘッドスピードや打ち出し角に対して適正なスピン量があり、低すぎても高すぎても飛距離をロスします。計測器の数値は一般的な目安として利用してください。
私なら、試打ではボール初速だけでなく、打ち出し角、バックスピン量、最高到達点、キャリーをセットで確認します。Qi4D MAXは高さとスピンの安定、QUANTUM MAXは低スピンの強弾道という違いを意識すると、弾道データを判断しやすくなるかなと思います。
ミスヒット時の飛距離ロス
ドライバーのやさしさを考えるとき、単に曲がりにくいだけでなく、芯を外した球がどれだけ前へ進むかも重要です。Qi4D MAXは、フェース上下の打点差によるスピン量の変化を小さくする設計と、左右の打点ブレを補正するカーボンツイストフェースを組み合わせています。
フェース下側に当たったときは、通常ならスピンが増え、ボール初速も落ちやすくなります。しかし、Qi4D MAXは弾道の高さとスピン量が急激に変化しにくいため、キャリーの落ち込みを抑えやすいのが特徴です。フェース上側に当たったときもスピンが減りすぎにくく、ドロップして左へ巻くようなミスを軽減できます。
QUANTUM MAXは、三層構造フェースの広い範囲をたわませることで、オフセンターヒット時の初速低下を抑えています。トウ側やヒール側に当たっても、AI設計によるフェースの補正が働き、打ち出し方向とスピン軸を整えやすい仕組みです。特に、芯から少し外れただけのショットでは、ナイスショットに近い初速が残りやすい印象があります。
両モデルを比べると、上下の打点がズレやすい人にはQi4D MAX、左右に打点が散りやすく、初速を落としたくない人にはQUANTUM MAXが候補になります。ただし、両方とも最新のMAXモデルらしくミスへの強さは高く、明確な差はスイングや打点傾向によって変わります。
私がクラブを選ぶときは、フェースに打点確認用のシールを貼り、どの位置でどのような弾道が出たかを見ます。中央の数球だけではなく、ヒール下側やトウ上側に当たった球が何ヤード残るかを確認すると、コースでの安心感が見えてきます。
平均飛距離を伸ばす近道は、最大飛距離を5ヤード伸ばすことより、ミスショットの飛距離ロスを10ヤード減らすことかもしれません。
スライスへの強さとつかまり
スライスを抑えやすいのは、標準状態ではQUANTUM MAXです。ヘッドの重心設計と後方ウェイトの配置によって、インパクトでフェースが開いたまま当たるのを抑えやすく、右へ抜けるプッシュスライスを減らしやすくなっています。洋梨型の雰囲気を残しながらも、構えたときにフェースをスクエアへ合わせやすい点も魅力です。
QUANTUM MAXの純正シャフトであるATHLEMAX 50は、全体にしなりを感じやすく、切り返しで力みすぎなければヘッドを戻しやすいタイプです。振り遅れによるスライスに悩んでいる人には、ヘッドのつかまりとシャフトのしなりがうまくかみ合う可能性があります。
ただし、つかまりが良いということは、タイミングが合わないと左へ飛ぶ可能性もあるということです。手を強く返すタイプ、もともとドローやフックが出るタイプ、切り返しが速いタイプは、純正シャフトが柔らかく感じられることがあります。その場合は、TENSEI GRAY 60 for Callawayのような重量と張りのあるシャフトを試すと、左へのミスを抑えやすくなります。
Qi4D MAXは、QUANTUM MAXほど強く球をつかまえるモデルではありません。ニュートラルに近い挙動で、フェースターンを急激に増やすというより、インパクト時の向きを安定させます。そのため、スライスを強制的にドローへ変えるというより、曲がり幅を小さくしてフェードに整えるイメージです。
Qi4D MAXには、フェースローテーションの違いに合わせたREAXシャフトが用意されています。右へのミスを抑えたいなら、先端側の動きを感じやすいHigh Rotation系、フェースの開閉を抑えたいならMid Rotation系など、自分の動きに合わせて選べます。ヘッドだけでなくシャフトでつかまりを調整できる点は、Qi4D MAXの強みですね。
大きなスライスの原因がアウトサイドイン軌道や極端に開いたフェースにある場合、ドライバーを替えるだけでは完全に直らないことがあります。クラブの補正効果を利用しながら、必要に応じてレッスンプロやクラブフィッターへ相談してください。
試打で感じたフェアウェイ率
試打でフェアウェイ率を判断するときは、10球中何球が真っすぐ飛んだかだけを見るのではなく、ミスが左右のどちらに集まるか、曲がった球がどこまで残るかまで確認したいですね。練習場の中央付近に飛んだ球だけを数えると、実際のコースでの使いやすさを正確に判断できません。
Qi4D MAXは、ヘッドを自分で返そうとせず、一定のテンポで振ったときに弾道がまとまりやすいタイプです。多少振り遅れても右へ大きく逃げにくく、強くつかまえにいっても急激な左へのミスが出にくいため、左右の幅を小さくしやすいと感じます。特に、疲れてスイングの再現性が落ちるラウンド後半では、この安定感が助けになるでしょう。
QUANTUM MAXは、しっかり振り切れたときの弾道が力強く、右側のミスを減らしやすいモデルです。軽いフェードが大きなスライスになっている人なら、フェアウェイ右側や浅いラフに収まる球が増える可能性があります。反対に、手を使って急いでつかまえたときは左へ強く出ることがあるため、振り切る方向とシャフト選びが重要になります。
私がコースを想定して試すときは、練習場に仮想のフェアウェイを作り、左右30ヤードほどの幅に何球残ったかを記録します。また、1球ごとに時間を空けてアドレスを作り直し、連続打ちでタイミングを合わせすぎないようにします。連続で何球も打つと、そのクラブ専用のタイミングができてしまい、ラウンドでの再現性を見誤りやすいからです。
Qi4D MAXは左右両方の大きなミスを抑えたい人、QUANTUM MAXは右へのミスを減らしながら飛距離を伸ばしたい人に向いています。
Qi4D MAXとQUANTUM MAXどっちを選ぶ
ここからは、飛距離や方向性だけでなく、ヘッド構造、打感、標準シャフト、価格まで含めて選び方を整理します。高性能なヘッドでも、構えたときに違和感があったり、シャフトのタイミングが合わなかったりすれば、ラウンドで安定した結果は出せません。自分が求める弾道と、普段出やすいミスを照らし合わせながら確認してください。
ヘッド構造とフェースの違い
Qi4D MAXとQUANTUM MAXの最も大きな違いは、フェースとボディに使われている素材です。Qi4D MAXは、従来チタンが使われることの多かったボディ部分に7075鍛造アルミニウムを採用し、クラウンやソールにカーボン素材を組み合わせています。フェースには、テーラーメイドが継続して開発してきた60層カーボンツイストフェースを搭載しています。
ボディを軽量化すると、余った重量をヘッド後方や調整用ウェイトへ配置できます。Qi4D MAXでは、前方と後方に13gと4gのTASウェイトを搭載し、入れ替えることで弾道の高さやスピン量、ヘッドの安定感を変えられます。後方を重くすれば寛容性と高さを出しやすく、前方を重くすればスピンを抑えた強い弾道を狙いやすくなります。
QUANTUM MAXは、チタン、ポリメッシュ、カーボンを組み合わせたTRI-FORCEフェースが特徴です。薄くしたチタン部分をカーボンが支え、中間のポリマー系素材が異なる素材の動きをつなぐことで、フェースを大きくたわませながら必要な強度を確保しています。
ボディにはカーボンシャーシを採用し、後方に配置されたウェイトを入れ替えることで、ニュートラル寄りとドロー寄りの弾道傾向を調整できます。Qi4D MAXのウェイト調整が主に前後重心とスピン量を変えるのに対し、QUANTUM MAXは左右方向のつかまりを調整する役割が分かりやすいですね。
| 比較項目 | Qi4D MAX | QUANTUM MAX |
|---|---|---|
| フェース | 60層カーボンツイストフェース | TRI-FORCEフェース |
| ボディ | 鍛造アルミニウムとカーボン | カーボンシャーシ |
| ウェイト調整 | 前後の重心とスピンを調整 | つかまりを左右方向に調整 |
| 設計の狙い | 直進性と弾道の安定 | 初速とオフセンター性能 |
打感と打音や構えやすさを比較
打感は好みが分かれやすい部分ですが、気持ちよく振り切れるかどうかに関わるため、数値以上に重要です。Qi4D MAXは、カーボンフェース特有の柔らかさと、落ち着いた打音を感じやすいモデルです。インパクトでボールがフェースに一瞬乗り、その後に弾き出されるような感触があります。
過去のカーボンフェースに硬さや独特の音を感じていた人でも、Qi4D MAXでは金属的な高音が抑えられ、マイルドに感じる可能性があります。手に伝わる衝撃が比較的穏やかなので、強く叩いたときにも打感が暴れにくく、落ち着いて振りやすい印象です。
QUANTUM MAXは、三層構造フェースによる独特の押し込み感があります。芯で捉えると、フェースがたわんでから強く戻る感触があり、ボール初速の高さを手応えとして感じやすいでしょう。一方で、使用するボールや打点によっては、Qi4D MAXより金属的な弾き感が強いと感じる人もいると思います。
構えたときの形状にも違いがあります。Qi4D MAXは後方へ大きく伸びた投影面積の広い形状で、ヘッドが大きく見えます。フェースの後ろに広い面積が見えるため、多少芯を外しても当たりそうな安心感があります。ただし、コンパクトな洋梨型を好む人には、少し大きすぎると感じられるかもしれません。
QUANTUM MAXは460ccながら、キャロウェイらしい丸みと洋梨形状の雰囲気を残しています。トップラインが目標方向に対して合わせやすく、大型ヘッドでもシャープに構えたい人に向いています。私の場合、ドライバーはアドレスで左へ向いて見えると振り切れなくなるので、試打では実際の弾道以上にフェースの見え方を確認します。
安心感のある大型形状とマイルドな打感ならQi4D MAX、スクエアに構えやすい顔と強い弾き感ならQUANTUM MAXが候補です。
打感や打音は個人差が大きく、屋内試打場と屋外練習場でも印象が変わります。可能であれば普段使用しているボールを持参し、複数回試打して判断してください。
標準シャフトと振りやすさ
Qi4D MAXでは、フェースローテーションのタイプに合わせたREAXシリーズが用意されています。標準的な開閉量のゴルファーにはMid Rotation、フェースターンが少なく右へのミスが出る人にはHigh Rotationというように、ヘッドスピードだけでなく、スイング中のフェースの動きからシャフトを選べるのが特徴です。
REAX 50 Mid Rotation Blueは、中間部分のしなりを感じながらも、先端が動きすぎにくいバランス型です。Qi4D MAXの大きなヘッドを安定して動かしやすく、左右のミスを抑えたい人に合わせやすいでしょう。High Rotation Redは、先端側の動きによってヘッドを戻しやすく、振り遅れやスライスを軽減したい人に向いています。
QUANTUM MAXのATHLEMAX 50は、全体がしなる軽快な振り心地で、ヘッドを走らせやすいシャフトです。力まずに振れば、切り返しでたまったしなりがインパクトに向かって戻り、ボールをつかまえやすくなります。ヘッドスピードがそれほど速くない人や、振り遅れやすい人には扱いやすいでしょう。
ただし、しなり量が大きく感じられる人もいます。ヘッドスピードが速い人、切り返しが強い人、左への引っ掛けを嫌う人は、ATHLEMAX 50のSフレックスでも柔らかく感じる可能性があります。その場合はTENSEI GRAY 60 for Callawayや、重量のあるカスタムシャフトを試す価値があります。
シャフトを比べる際は、フレックス表記だけを信用しすぎないことが大切です。同じSでもメーカーやモデルによって重量、トルク、振動数、キックポイントが異なります。また、総重量だけでなく、クラブの長さやバランスによっても振り心地は変わります。
シャフト選びでは、ナイスショットの飛距離よりも、振り遅れた球と強く振った球の両方が許容範囲に収まるかを確認すると失敗しにくくなります。
重量や価格と発売日を比較
Qi4D MAXとQUANTUM MAXはいずれもプレミアム価格帯のドライバーです。購入時にはヘッド性能だけでなく、標準シャフトで使えるか、カスタムシャフトが必要か、下取りを利用できるかまで考える必要があります。ヘッド単体の価格差が小さくても、シャフト変更によって総額は大きく変わるからです。
Qi4D MAXは、標準シャフト装着時に300g前後から中盤の重量帯となり、一般的な男性ゴルファーが振りやすい設定です。QUANTUM MAXは装着シャフトによって異なりますが、Qi4D MAXより少し重量を感じやすい組み合わせもあります。ヘッドの存在感を感じながら振りたい人にはQUANTUM MAX、軽快さと安定感のバランスを求める人にはQi4D MAXが候補になります。
| 項目 | Qi4D MAX | QUANTUM MAX |
|---|---|---|
| ヘッド体積 | 460cc | 460cc |
| ロフト展開 | 9度、10.5度、12度 | 9度、10.5度、12度系 |
| クラブ長さ | 45.5インチ前後 | 45.5インチ前後 |
| 発売時期 | 2026年1月 | 2026年2月 |
| 公式価格帯 | 10万円台 | 11万円前後から |
価格は販売店、シャフト、キャンペーン、カスタム内容によって変わります。購入時点の正確な価格、在庫、発売情報は必ず各メーカーの公式サイトや正規販売店で確認してください。
カスタムシャフトを選ぶ場合は、本体価格に追加料金がかかるだけでなく、納期や保証条件も変わる場合があります。安さだけで並行輸入品や中古品を選ぶのではなく、保証、付属品、レンチ、ヘッドカバー、シャフトの長さまで確認しましょう。
価格やスペックは変更される可能性があります。ここで紹介した数値はあくまで一般的な目安です。正確な情報は公式サイトをご確認ください。高額なクラブ選びで迷う場合は、最終的な判断をクラブフィッターや販売店の専門スタッフにご相談ください。
100切りを目指す人の選び方
100切りを目指す段階では、ドライバーの最大飛距離より、OBを減らし、次のショットを打てる場所へ運ぶことが重要です。ティーショットで1発OBを打つと、飛距離を10ヤード伸ばした効果が簡単に消えてしまいます。そのため、ドライバー選びではナイスショットの気持ちよさだけでなく、ミスショットの残り方を優先したいですね。
右にも左にも大きく曲がり、ティーショットの方向が安定しない人にはQi4D MAXが向いています。高い慣性モーメントと安定したヘッド挙動によって、急激なフェースの開閉を抑え、左右の散らばりを小さくしやすいからです。特に、ドライバーを無理につかまえようとして引っ掛けが出る人は、クラブに任せて振りやすくなるでしょう。
スライスによって右のOBが多く、さらに飛距離不足でセカンドショットが長く残る人にはQUANTUM MAXが候補です。つかまりの良いヘッドと高い初速性能によって、右への曲がり幅を抑えながらキャリーを伸ばせる可能性があります。右のミスだけを減らせればコースを広く使える人には、大きな武器になります。
ただし、100切りを目指す人ほど、ロフト9度を安易に選ばないほうがよい場合があります。低いロフトは強い球が出そうに見えますが、打ち出し角が不足するとキャリーが伸びません。ヘッドスピードが40m/s前後で球が低い人なら、10.5度や12度も試し、キャリーが最も安定するロフトを選ぶほうが実戦的です。
また、ショップの計測器では飛距離だけでなく、左右のブレ幅、打ち出し方向、スピン軸、キャリーの最低値を確認してください。10球打って最長250ヤードでも、最低が190ヤードならラウンドでは不安が残ります。最長240ヤードでも全て225ヤード以上飛び、同じ方向へまとまるモデルのほうがスコアにつながります。
100切りのために選ぶなら、左右のOBを減らしたい人はQi4D MAX、右のスライスを減らして飛距離も伸ばしたい人はQUANTUM MAXを基準に試すと分かりやすいでしょう。
どちらを選んでも、ティーの高さとボール位置を整えるだけで弾道が変わります。新しいドライバーを購入した後は、クラブに合わせたアドレスを確認し、最初から強振せず8割程度の力感で芯に当てる練習をしてみてください。
Qi4D MAXとQUANTUM MAXどっちが最適
Qi4D MAXとQUANTUM MAXはどっちが最適かという問いに対して、私の結論は明確です。曲がりにくさと平均飛距離の安定を優先するならQi4D MAX、一撃の飛距離とスライスを抑えるつかまりを優先するならQUANTUM MAXが選びやすいでしょう。
Qi4D MAXは、左右のブレを抑えやすく、フェース上下に打点がズレても弾道の高さやスピン量が大きく変わりにくいモデルです。毎回ナイスショットを打つことより、ラウンドを通してティーショットを安定させたい人に向いています。右へのスライスだけでなく、左への引っ掛けも警戒している人にとって、ニュートラルな挙動は安心材料になります。
QUANTUM MAXは、三層構造のTRI-FORCEフェースによる高初速と、前へ伸びる低スピン系の弾道が魅力です。標準状態でボールをつかまえやすく、右へのプッシュやスライスを減らしながら飛距離を伸ばしたい人に向いています。芯で捉えたときの爆発力を重視するなら、試す価値は高いでしょう。
| ゴルファーの悩み | 選びやすいモデル |
|---|---|
| 左右どちらにも曲がる | Qi4D MAX |
| スライスで右へ逃げる | QUANTUM MAX |
| 打点が上下にズレる | Qi4D MAX |
| 最大初速を伸ばしたい | QUANTUM MAX |
| 左への引っ掛けが怖い | Qi4D MAX |
| 低スピンの強い球を打ちたい | QUANTUM MAX |
私なら、まず同じロフト、近い重量、同じボールで両方を打ちます。そのうえで、最長飛距離ではなく、10球の平均キャリー、左右の最大幅、ミスヒット時の最低飛距離を比較します。さらに、アドレスしたときに安心して振り切れるか、打感や打音に違和感がないかまで確認します。
スペック上の優秀さより、自分が迷わず振り切れることのほうが、コースでは大きな差になります。どれだけ高初速のヘッドでも、左が怖くて振れなければ飛距離は出ません。どれだけ曲がりにくいヘッドでも、重すぎて振り遅れれば右へ飛びます。
最終的には、安定してフェアウェイへ運ぶQi4D MAXか、つかまえて強く飛ばすQUANTUM MAXかで選ぶのがおすすめです。試打結果はスイングによって変わるため、計測データは一般的な目安として利用し、正確な製品情報は公式サイトをご確認ください。購入前の最終的な判断は、クラブフィッターや販売店の専門スタッフにご相談ください。