ブリヂストン ドライバー BXシリーズ2025評価と選び方

ブリヂストン ドライバー BXシリーズ
公式サイトより

こんにちは。ゴルフの縁道、運営者のえにしです。みなさんは今、2025年に登場する新しいブリヂストン ドライバー BXシリーズのことが気になって仕方がないのではないでしょうか。かつての名器2020年モデルの再来と言われる一方で、実際の試打評価や自分に合うスペックはどれなのか、情報は錯綜していますよね。特に今回はラインナップが細分化されており、アスリート向けのLSや優しさ重視のHTなど、選択肢が多い分だけ迷いも生じます。この記事では、私が実際に感じた打感や飛距離性能、そしてベンタスBS6シャフトとの相性まで、忖度なしのゴルファー視点で徹底的に解説していきます。

  • 2025年新作BXシリーズ全モデルの特性と自分に合うヘッドの選び方が明確になる
  • 進化した接点の科学とSP-CORテクノロジーがもたらす飛距離性能の理由がわかる
  • 純正シャフトVENTUS BS6のスペックや振動数からリシャフトの必要性を判断できる
  • 他社メーカーとの比較を通じてブリヂストンのドライバーを選ぶべき理由が整理できる
目次

2025年新作ブリヂストン ドライバー BXシリーズの特徴

それではまず、多くのゴルファーが注目している2025年モデルの全体像から紐解いていきましょう。「B1」「B2」という名称を経て、再び伝説の「BX」という名を冠して戻ってきた今回のシリーズには、並々ならぬブリヂストンの本気度が伺えます。ここでは、複雑化したラインナップの整理から、目に見えない内部テクノロジーの進化まで、カタログスペックだけでは読み取れない部分を深掘りして解説します。

2025年モデルの全ラインナップ解説

今回の2025年モデルにおいて、まず理解しておくべきは「なぜ今、BXなのか」という点です。2020年に発売された「TOUR B X」は、プロモデルでありながらアマチュアでも扱える許容性を持ち、中古市場でも価格が落ちないほどの名器として知られています。その後、操作性の「B1」と直進性の「B2」に分化しましたが、2025年モデルではこれらを再統合しつつ、より明確なターゲット別の3モデル展開となりました。

具体的には、シリーズの中核を担う「BX1 ST」、低スピン特化の「BX1 LS」、そして高弾道ドロー設計の「BX2 HT」です。私が実機を手にして感じたのは、それぞれの顔つきが全く異なるキャラクターを持っているということです。単にウェイトの位置を変えただけの派生モデルではなく、ヘッド形状から重心設計まで、完全に別の意図を持って作り込まれています。

特に注目すべきは、今回から採用された「BX1」と「BX2」というネーミングの区分けです。BX1はアスリートマインドを持ったゴルファー向けで、顔の良さと操作性を重視しています。一方のBX2は、かつてのJGRの流れを汲むような、オートマチックな優しさを追求したモデルです。これにより、「ブリヂストンのプロモデルは難しい」という先入観を持っている方でも、BX2 HTなら違和感なく移行できる設計になっていますし、逆に「左へのミスは絶対に消したい」というハードヒッターにはBX1 LSという明確な回答が用意されました。

モデル名の由来に関する考察 「ST」はStandardまたはTour、「LS」はLow Spin、「HT」はHigh Trajectoryの略称と考えられます。ご自身の弾道の悩みに合わせて、まずはアルファベットで大まかな方向性を決めるのが近道です。

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BX1とBX2の違いと特性比較

では、さらに踏み込んでBX1とBX2の決定的な違いについて見ていきましょう。これは単なる「難しい・易しい」という二元論ではありません。私が試打をして最も強く感じたのは、「ボールの捕まえ方」に対するアプローチの違いです。

BX1(ST/LS)は、基本的にゴルファー自身のスイングでボールを捕まえに行く、あるいはフェースの開閉を使って弾道をコントロールする動きに対して、素直に反応してくれます。重心距離が極端に長すぎないため、インサイドからヘッドを入れてターンさせたい時に、ヘッドが遅れずに追従してくれる感覚があります。特にBX1 STは、2020年のTOUR B Xの正統進化系と言えるバランスの良さがあり、「左を怖がらずに振れるが、決して捕まらないわけではない」という絶妙な位置にいます。

対してBX2 HTは、ヘッド自体が仕事をしてボールを捕まえてくれる設計です。重心角が大きく設定されており、テークバックで開いたフェースが、ダウンスイングで自然とスクエアに戻ろうとする力が強く働きます。これはスライサーにとっては涙が出るほど嬉しい機能ですが、自分でフェースを返していくタイプにフッカーが使うと、左への急激な巻き込み(チーピン)が出る可能性があります。構えた時の「顔」も、BX1はスクエアかややオープンに見えるのに対し、BX2はフックフェース過ぎないものの、包み込むような安心感のある形状をしています。

項目BX1 STBX1 LSBX2 HT
ヘッド体積460cc455cc460cc
重心特性バランス型浅重心・低スピン深重心・高打ち出し
適正HS42m/s〜45m/s〜38m/s〜
弾道傾向中高弾道ストレート強弾道フェード高弾道ドロー

アスリート向けBX1 LSの飛距離性能

私が今回、試打をして最も衝撃を受けたのが、この「BX1 LS」の飛距離性能です。はっきり言いますが、これは「万人受けを捨てて、飛びに特化した尖ったモデル」です。もしあなたがヘッドスピード45m/s以上あるなら、このモデルは今市場にあるドライバーの中で最強の選択肢の一つになるでしょう。

BX1 LSの特徴は、455ccという少し小ぶりなヘッドサイズと、徹底した浅重心設計にあります。最近の海外ブランドのドライバーは「大慣性モーメント(MOI)で曲がらない」ことを売りにしていますが、その代償としてスピン量が増えたり、初速がわずかに落ちたりすることがあります。しかし、BX1 LSはその逆を行っています。インパクトでのエネルギーロスを極限まで減らし、低スピンの「棒球」でランを稼ぐ設計です。

実際にトラックマンで計測してみると、私のエースドライバーと比較してもバックスピン量が平均で300rpm〜400rpmほど減少しました。通常、スピンが減りすぎるとドロップする危険性がありますが、ここでブリヂストンの「接点の科学」が効いてきます。フェースがボールに食いつく時間が長いため、低スピンでも打ち出し角が確保され、まさに放物線を描くようなビッグドライブが生まれました。「一発の飛び」に関しては、海外の「Qi10」や「G430 LST」と互角、あるいはそれ以上のポテンシャルを秘めています。

注意点:LSは誰にでも合うわけではない ヘッドスピードが40m/s前後の方が使うと、球が上がりきらず、キャリー不足で飛距離をロスする可能性が高いです。見栄を張らずにSTやHTを選ぶ勇気も必要です。

純正シャフトVENTUS BS6の評価

2025年モデルの大きなトピックの一つが、純正シャフトの刷新です。これまではグラファイトデザイン社の「Tour AD」ベースが採用されていましたが、今回はフジクラ社の世界的人気ブランド「VENTUS(ベンタス)」とのコラボレーションによる「VENTUS BS6」が標準装着されています。

「どうせ純正用の廉価版でしょ?」と思うことなかれ。実際に振ってみると、本家ベンタスの「走り過ぎない剛性感」が見事に再現されています。もちろん、プロが使う「ベンタスブラック」や「ブルー(Velocore)」ほどのガチガチの硬さではありませんが、市販の純正シャフトにありがちな「Sなのにフニャフニャして頼りない」という感覚は皆無です。

振動数を計測してみても、Sフレックスで255cpm前後(目安)と、しっかりとした数値をマークしています。キックポイントは中調子系で、癖がなくタイミングが取りやすい仕上がりです。特に先端剛性がやや高めに設定されているようで、オフセンターヒット時のヘッドのブレや、当たり負けを防いでくれる感覚があります。「カスタムシャフトを入れる予算はないけれど、しっかり振れるシャフトが欲しい」というアスリートゴルファーにとって、この純正シャフトの完成度は非常に魅力的です。

接点の科学が進化したテクノロジー

ブリヂストンを語る上で外せないのが、タイヤ開発で培ったゴム・ポリマー技術を応用した「接点の科学」です。今回のBXシリーズでも、その哲学は色濃く反映されており、さらに進化を遂げています。その核心にあるのが「SP-COR(サスペンションコア)」と、進化したミーリング技術です。

SP-CORについては、フェースの裏側から一点を支えることで、最も反発しやすいセンター部分の反発をルール適合内に抑えつつ、その反動で周辺部分の反発性能を極限まで高めるという逆転の発想です。2025年モデルでは、このコアの素材や形状が見直され、フェースのたわみ領域がさらに拡大しています。これが何を意味するかというと、「芯を外しても初速が落ちないエリア」が物理的に広がったということです。

また、フェース面のミーリング(溝加工)も見逃せません。タイヤのトレッドパターンのように、インパクト瞬間のボールの「滑り」を抑制する加工が施されています。特に雨の日や朝露でボールが濡れている状況でも、スピン量が安定するのはブリヂストンならではの強みです。この「食いつき」こそが、低スピン設計のヘッドでもボールをコントロールできる秘密なのです。

構えやすさと打感へのこだわり

最後に、日本人ゴルファーとして譲れない「感性」の部分に触れておきます。海外メーカーのドライバーは、性能は良くても「音が甲高い」「形状が座布団みたいで構えにくい」といった違和感を持つことがありますが、BXシリーズはその点において完璧な仕事をしています。

まず、クラウン(ヘッド上部)の仕上げです。前作までのカーボン模様が見えるデザインから、より引き締まったマットブラックや深みのある塗装に変更され、構えた時に集中力を削ぐ要素が排除されました。そして形状は、伝統的な洋梨型と現代的な丸型を融合させた、非常に美しいシルエットです。ポンと地面に置いた時にフェースが被らず、スクエアに座ってくれるので、ターゲットに対して迷いなくアドレスに入れます。

そして打感。これはもう「絶品」の一言です。カーボンコンポジットヘッドでありながら、金属的な「カキーン」という音は一切しません。ボールがフェースに吸い付き、一度潰れてから弾き出されるような、重厚で湿り気のある「バシッ」という打球音です。この打感の良さは、スイングのリズムを整え、ナイスショットのイメージを明確にしてくれます。ここに関しては、正直なところ他社を圧倒していると言っても過言ではありません。

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ブリヂストン ドライバー BXシリーズの選び方と評価

ここまでは各モデルの特徴やテクノロジーについて詳しく見てきましたが、ここからは「じゃあ、私にはどれが合うの?」という実践的な選び方について解説していきます。決して安い買い物ではありませんから、購入後のミスマッチは避けたいところ。ご自身のスイングタイプや悩みと照らし合わせながら、最適な一本を見つけていきましょう。

ハードヒッターはBX1 LSを試打すべき

もしあなたが、普段からドライバーで260ヤード以上飛ばしており、「吹き上がり(スピン過多)」や「左への引っかけ」に悩んでいるのであれば、迷わずBX1 LSを第一候補に入れるべきです。このモデルは、叩きにいっても左に来ない安心感が凄まじいです。

具体的には、ヘッドスピードが45m/s以上ある方が対象になります。それ以下のパワーだと、このヘッドの性能である「低スピン・高初速」を引き出せず、単に「球が上がらない難しいクラブ」になってしまうリスクがあります。また、操作性が高い分、スイングのミスもダイレクトに弾道に反映されます。スライス軌道の人が使うと、さらに右へのミスが助長される可能性があるため、ある程度球を捕まえる技術を持っていることが前提となります。

しかし、条件さえ合えば、これほど強力な武器はありません。風に負けない強弾道で、ランを含めて飛距離を最大化したい競技志向のゴルファーにとって、BX1 LSはまさに「相棒」と呼ぶにふさわしい存在になるはずです。

スライス改善ならBX2 HTの評価

一方で、「ドライバーが苦手」「どうしてもスライスが止まらない」という悩みを抱えている方には、BX2 HTが救世主となります。先ほども触れましたが、このモデルはヘッド後方に重心を深く配置しており、インパクトゾーンでヘッドが自然とターンする挙動を見せます。

私が試打した際も、意識的にフェースを開いてインパクトしてみましたが、それでも右のラフで耐えてくれるような粘り強さを感じました。また、「High Trajectory(高弾道)」の名に恥じず、ロフト通りの高い球が簡単に打てます。これにより、キャリー不足で飛距離をロスしている方でも、滞空時間を伸ばして距離を稼ぐことが可能です。

BX2 HTの推奨ユーザー

  • 平均スコア90〜100切りを目指すゴルファー
  • ヘッドスピード38m/s〜42m/s程度の方
  • こすり球のスライスで飛距離をロスしている方

かつての「JGR」ブランドのファンであれば、このBX2 HTへの移行は非常にスムーズでしょう。「B」のロゴが入ったかっこいいドライバーを使いたいけれど、難しすぎるのは嫌だ、という方にとっての最適解です。

他社ドライバーとの性能比較

購入を検討する際、どうしても気になるのがライバル機との比較ですよね。ここでは、代表的な海外ブランドのモデルとBXシリーズを比較してみます。

まず、テーラーメイド(Qi10シリーズ等)との比較です。テーラーメイドはカーボンフェースによる初速性能が魅力ですが、打感はやや硬質で独特の音がします。対してBXシリーズは、金属フェースの食いつく打感があり、操作性の面で日本人の感性に合いやすいです。一発の最大飛距離は互角ですが、「打感の心地よさ」と「顔の良さ」を重視するならブリヂストンに軍配が上がります。

次に、PING(G430シリーズ等)との比較。PINGは圧倒的な慣性モーメント(MOI)で「曲がらない」性能が世界一と言えます。ミスヒットへの許容範囲だけで言えば、正直なところPINGの方が上かもしれません。しかし、BXシリーズ(特にLSやST)は、PINGに比べてスピン量が抑えられやすく、より「前に飛ばす」強弾道が出やすい傾向にあります。「安定感のPING」か、「操作性と強弾道のブリヂストン」か、という選択になるでしょう。

比較項目ブリヂストン BXシリーズテーラーメイド (Qi10等)PING (G430等)
打感・打音◎ 吸い付く柔らかさ△ 硬めで独特○ 弾き感が強い
初速性能○ SP-CORで高水準◎ カーボンフェースの弾き○ 安定して速い
直進性(MOI)○ 必要十分◎ 10Kなど非常に高い◎ クラス最高レベル
コスパ◎ 純正シャフトが高品質○ 標準的○ 標準的

初心者やアベレージ層への適性

「自分のようなアベレージゴルファーが、ブリヂストンの最新モデルを使っても大丈夫だろうか?」という不安を持つ方もいるでしょう。結論から言えば、BX2 HTであれば全く問題ありません。むしろ、最新のテクノロジーの恩恵を受けることで、ゴルフが簡単になる可能性があります。

ただし、BX1(特にLS)に関しては、初心者の方にはあまりおすすめしません。ボールが上がりにくく、スピンも少ないため、ミスショットがそのままミスとして結果に出てしまうからです。「いつかはBX1を使いたい」という目標を持って、まずはBX2 HTからスタートするか、あるいは中古市場で評価の高い2019年の「JGR」などで腕を磨いてからステップアップするのも賢い戦略です。

2025年新作の価格と発売日情報

さて、気になる価格と発売時期についてです。2025年モデルのBXシリーズは、昨今の原材料費高騰の影響もあり、定価ベースでは以前のモデルよりも若干の上昇が見られます。おおよその目安として、純正シャフト装着モデルで9万円〜10万円前後(税込)、カスタムシャフトモデルでは11万円〜12万円程度が相場となっています。

「高い!」と感じるかもしれませんが、純正のVENTUS BS6シャフトのクオリティを考えれば、後からリシャフトする手間と費用を省けるため、実質的なコストパフォーマンスは決して悪くありません。また、ブリヂストン製品は発売から一定期間が経過すると、マークダウン(価格改定)が行われるサイクルが比較的明確です。「最新にこだわらないけれど新品が欲しい」という方は、発売から1年後のタイミングを狙うのも一つの手です。

ブリヂストン ドライバー BXシリーズの総評

ここまで2025年の最新BXシリーズについて深掘りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。私自身、今回の試打を通じて感じたのは、ブリヂストンというメーカーが「日本のゴルファーが何を求めているか」を徹底的に研究し尽くしているということです。

海外ブランドのパワーゲームに追随するのではなく、日本独自の「接点の科学」というアプローチで、飛距離と感性の両立を実現したBXシリーズ。特に、BX1 LSの圧倒的な強弾道性能と、BX2 HTの優しさという明確なキャラクター分けは、多くのゴルファーにとって最適な一本を選びやすい環境を提供してくれています。

もしあなたが、今のドライバーの打感に満足していなかったり、飛距離の壁を感じていたりするなら、ぜひ一度店頭でBXシリーズを試打してみてください。「あ、これだ」と直感的に感じる、あの吸い付くようなインパクトの瞬間が、あなたのゴルフを次のステージへと導いてくれるはずです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事が、あなたの運命のドライバー探しの助けになれば幸いです。それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

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