PXG Torpedo ZT パターの特徴と旧型比較

PXG Torpedo ZT パターの特徴と旧型比較

こんにちは。ゴルフの縁道、運営者のえにしです。

PXGのTorpedoにゼロトルクの新モデルが登場すると聞くと、従来のパターと何が違うのか気になりますよね。形が好みでも、打ち方を大きく変える必要があるのか、旧型から買い替える価値があるのかは迷うところです。

PXG Torpedo ZT パターで私が注目したいのは、フェースの向きを保つための工夫と、長いパットで必要になる距離感がどうつながるかという点です。まっすぐ打ち出せても大きくショートしてしまえば、次の一打は楽になりません。

この記事では、ゼロトルクの仕組み、価格やスペック、旧型TorpedoとAllan ZTとの違いを整理します。初めてこのタイプを選ぶ人にも分かるように、構えたときの見え方から試打で比べたいポイントまで順に見ていきます。

  • ゼロトルクと高MOIが助けるミスの違い
  • 価格・重量・ロフトと専用グリップの特徴
  • 旧型TorpedoやAllan ZTとの選び分け
  • 方向性と距離感を比べる試打の進め方
目次

PXG Torpedo ZT パターの特徴

フェースを安定させる仕組みだけでなく、構えやすさや重さの合わせ方まで知ると、このパターの狙いが見えてきます。まずは基本仕様を押さえ、グリーン上のどんな場面と関係するのかを考えていきましょう。

発売情報と価格・基本スペック

Torpedo ZTは、PXGが2026年10月8日に発表したマレット型パターです。日本向けのニュース配信は10月9日で、2026年10月12日に確認した国内公式表示価格は税込81,400円からとなっています。

名前のZTはゼロトルクを示します。従来のBattle Ready II Torpedoと共通する名前を持ちますが、ヘッドの素材構成とシャフトの取り付け方を見直した別モデルとして捉えると分かりやすいです。

項目Torpedo ZTの公表仕様
国内参考価格税込81,400円から
ヘッドタイプマレット型・ゼロトルク設計
主なヘッド素材前部303ステンレス/後部6061アルミニウム
標準ヘッド重量370g
ヘッド重量の調整範囲357〜392g
標準ソールウェイト9gを2個
ロフト/ライ角4度/70度
内蔵フォワードプレス1度
利き手右用・左用

表の370gはヘッド単体の重量で、完成したクラブ全体の重さではありません。シャフトやグリップまで含めた持ち重りとは分けて考えたい数字ですね。同じヘッド重量でも、長さや握る位置が変わると、手元で感じる重さは変わります。

また、表示価格の「から」は、注文時の仕様まで含む一律価格という意味ではありません。予算を決めるときは、本体の表示額だけでなく、選んだシャフトやグリップを含む見積もりで比べるほうが安心です。国内仕様で注文できる長さも、そのときの選択肢に合わせて判断します。

私なら、数字の中では最初に重量の調整幅に目を向けます。ヘッドの形が気に入ったあとも振り心地を合わせる余地があるからです。ただし、調整できることと自分に合うことは別なので、標準状態での感覚を知ってから詰めていくのが自然だと思います。

ゼロトルクの仕組みと効果

トルクは、物を回そうとする力のことです。パターでは、シャフトを支える位置とヘッドの重さが集まる位置との関係が、フェースを開閉させようとする動きに関わります。ゼロトルクは、その偏りを小さくするための設計と考えるとイメージしやすいです。

Torpedo ZTは、オンセットホーゼルと呼ばれる取り付け部で、シャフトの中心線をヘッドの重心のすぐ上に近づけています。重心はヘッドの重さが釣り合う中心、ホーゼルはヘッドとシャフトをつなぐ部分です。PXGは、この位置関係でねじれを抑え、ストローク中のフェースを軌道に対してスクエアに保ちやすくすると説明しています。スクエアとは、ヘッドが進む方向に対してフェースが直角になった状態です。

例えば、短いパットで「右に出そうだから最後に少し返そう」と考える場面です。うまく合えばカップに向かいますが、返す量が増えると今度は左へ外れる可能性があります。こうした微調整を毎回繰り返す人にとって、ヘッドの開閉を気にしすぎずに振れるかは、試す意味のあるポイントですね。

ゼロトルクが助けるのはフェースの扱いやすさで、狙う方向や距離の判断は自分で行います。

ここは名前から誤解しやすいところです。初めから右を向いて構えれば、その向きに打ち出すことがありますし、手首で意図的にひねればヘッドは動きます。どんな動きをしても自動でカップへ向く仕組みではありません。

また、ストロークの軌道を完全な直線にすることを求める技術でもありません。肩や腕の動きに沿って緩やかな弧を描く人も、フェースを戻すための操作と、ヘッドが通る道筋を分けて考えられます。「自分はアーク型だから対象外」と名前だけで候補から外す必要はないわけです。

一方で、これまでフェースを返す感覚でタイミングを取っていた人は、動きの違いが気になるかもしれません。打ち方を無理に固めるより、普段に近いリズムで振ったときに余分な調整が増えるか減るかを見ると、相性をつかみやすいと思います。

私が面白いと感じるのは、手の細かな仕事を減らせれば、狙った場所へどれだけの強さで転がすかに意識を向けやすくなる点です。実際にそう感じられるかまで含めて、この技術の価値を考えたいですね。

高MOIヘッドと構えやすさ

MOIは慣性モーメントのことで、ここではヘッドの回されにくさを表す言葉です。芯から外れた位置でボールに当たると、ヘッドには向きを変えようとする力が働きます。そのときの変化を抑えるため、重さをヘッドの外側へ配分する設計が使われます。

Torpedo ZTは、前側に303ステンレス、後ろ側に軽い6061アルミニウムを組み合わせています。PXGは、この素材の使い分けで重心位置を整えながら、重さを重心から離れた場所へ配分し、高MOIを狙ったと説明しています。

ゼロトルクと高MOIは、似た言葉のようで役割が違います。前者はシャフト軸と重心の関係によるフェースの扱いやすさ、後者は主に打点がずれたときのヘッドの安定性に関わります。二つを合わせて「何をしても曲がらない」と受け取らないことが大切です。

例えば、短いパットで狙いは合っていても、ボールが毎回同じ場所に当たるとは限りません。トゥ寄りに当たった一球だけ転がり方が大きく変わると、良い構えを作れていても結果がそろいにくくなります。私は、こうした普段の小さなずれをどこまで穏やかにできるかに注目したいと思います。

構えたときは、ヘッド中央を通るフルセンターサイトラインが目印になります。フェースの向きだけを見るよりも、ボールから伸びる線として目標へ合わせたい人には、試す価値のある見え方です。

ただ、線が長ければ全員が正確に構えられるとは限りません。ボールの線とヘッドの線を両方使うと分かりやすい人もいれば、情報が増えて迷う人もいます。アドレスを一度ほどいて構え直しても同じ方向へ置けるかを見ると、見た目の好みと狙いやすさを分けて判断できます。

なお、公表資料でMOIの具体的な数値は確認できていないため、他機種より何%安定するとは比べられません。ヘッドにはボールを拾うピックアップポケットも設けられていますが、これは使い勝手の工夫です。狙いやすさ、ミスへの強さ、回収の便利さを、それぞれの良さとして受け止めたいですね。

ピラミッドフェースと打感

フェースには、ピラミッド状の切削パターンが採用されています。ボールに接する面を細かく加工し、ディンプルとの接触や転がりの一貫性を整える狙いがあります。単に模様を付けた装飾ではなく、インパクトの感触と球の出方に関わる部分です。

PXGは、インサート系パターを思わせる柔らかな打球音と、削り出しフェースらしい反応を両立する方向で説明しています。ただし、「柔らかい」という言葉だけでは、自分が好きな打感かまでは決まりません。

パターの打感には、手に伝わる感触に加えて音も関わります。音がはっきり聞こえると強く当たったように感じる人もいますし、静かな音のほうが距離を合わせやすい人もいるでしょう。素材名や加工方法から好みを決めつけるより、音を聞いたときの印象と実際の転がりを一緒に見たいところです。

例えば、同じような振り幅で打ったつもりなのに、想像より強く転がると感じる場合です。それが毎回似た出方なら慣れる余地がありますが、当たり方によって印象が大きく変わると距離を作りにくくなります。私が重視したいのは、最初の一球の気持ちよさより、何球か打ったときに予想と結果がつながるかです。

そのため、試すボールはできれば普段使っているものをそろえたいですね。店内の試打球からラウンド用の球に替わると、感触や音の受け止め方が変わることがあります。違いが出たときに、ヘッドによるものかボールによるものかを考えやすくなります。

このフェースについて、どの打点でも完全に同じ距離になると期待するのは行き過ぎです。加工が転がりの安定を狙っていても、大きく芯を外した場合や、フェースの上下で当たり方が変わる場合まで同じ結果になるとは限りません。

削り出しという言葉に硬い打感を想像して候補から外していた人も、Torpedo ZTでは音と手応えを別々に確かめると発見がありそうです。一方、現在のパターの感触で距離を作れているなら、その慣れた感覚も比較の基準になります。

ロフト4度とグリップの工夫

Torpedo ZTを理解するときは、ロフト4度、内蔵フォワードプレス1度、グリップの傾斜1.5度を分けて見るのがポイントです。どれも角度の数字ですが、指している部分が違います。

ロフトはフェース面の傾き、フォワードプレスは手元が前に出る構えとの関係を示します。このパターは、シャフトの取り付け方に1度のフォワードプレスを組み込み、PXGは従来のロフト3度のパターに近い打ち出しを狙った設計として説明しています。

ただし、4から1を引けば、誰が打ってもインパクトで必ず3度になるわけではありません。実際に当たる瞬間のフェースの傾きは、手元の位置やボールの置き方、ストローク中の動きでも変わります。この数字は、メーカーがどんな構えを想定して設計したかを知る手掛かりです。

パターにもロフトがあるのは、グリーン上のボールを転がし始めるときの条件に関わるためです。多ければ高く打ち出しやすく、少なければ必ず良いという単純な関係ではありません。自分の構えでボールがどう出るかまで見て、設計の数字を理解したいですね。

専用のスラントグリップは、1.5度の傾斜設計を採用しています。シャフトに傾きがあっても、手に収まる感覚を自然にする狙いがあります。この1.5度をロフトからさらに引いて計算するものではありません。

グリップの選択肢は、スラント・ピストル、スラント・ピストルミッド、スラント1.5の3種類です。スラント1.5は、太さの変化を抑えた矩形の形状として案内されています。名称だけで大小を判断せず、握ったときの指や手のひらの収まりで比べたい部分です。

例えば、グリップを太くすると手首を使いにくく感じる一方で、ヘッドの位置が分かりにくいと感じる人もいます。握りやすさに加えて、必要な強さを無理なく出せるかでも比べたいですね。

すでに強めのハンドファーストで構える人は、クラブに組み込まれた傾きへ自分の動きが重なる点も見たいところです。新しい構造に合わせようとして手元を無理に押し出すより、自然に握った状態から構えを作るほうが、違いをつかみやすいと思います。

重量調整で変わる振り心地

ソールの2個のウェイトを交換することで、ヘッド重量を357〜392gの範囲で調整できます。標準は370g、ウェイトは9gが2個です。PXGは、ゼロトルクの安定性を保ちながら、好みの振り心地に合わせる仕組みとして案内しています。

重いパターなら手の動きを抑えられそう、と考える人は多いと思います。ただ、重くすれば必ず距離感がそろうわけではありません。ヘッドを動かし始める感覚や、切り返したあとにどれだけ動き続けると感じるかが変わるため、いつもの振り幅とテンポに合うことが大切です。

例えば、短いパットでは落ち着いて振れても、長い距離で振り幅を大きくすると押し出す動きが増える場合です。重さが安心感につながっているのか、それとも動かしにくさを手で補っているのかを分けて考えられます。

反対に、軽めの設定が合う人もいます。振り幅を変えて距離を打ち分けやすければ、重い設定を選ぶ必要はありません。速いグリーンは重く、遅いグリーンは軽くといった決め方も、自分のテンポとの関係を飛ばすと失敗しやすいですね。

重量は重いほうを選ぶのではなく、短い距離と長い距離の両方で無理なく振れるところを探します。

調整するときは、標準状態の結果を残し、一度に変えるものを絞ると分かりやすくなります。重量とグリップと長さをまとめて変えると、良くなっても何が効いたのか分かりにくいからです。感触だけでなく、ショートとオーバーの傾向も簡単に記録しておくと、後から戻す判断もしやすくなります。

なお、旧型のウェイト調整で紹介される左右のミスへの対処法を、そのままZTへ当てはめるのは避けたいところです。ヘッドとシャフトの関係が違うため、Torpedo ZT用として案内される組み合わせで調整します。

私は、この調整幅を「買ってから何でも解決できる機能」というより、気に入ったヘッドの振り心地を仕上げる余地と見ています。構えやフェースの感触が合っていることを土台に、最後に重さを詰められるのが魅力ですね。

PXG Torpedo ZT パターの選び方

仕組みが分かると、次は今のパターと比べて何を変えたいかが大切になります。旧型TorpedoとAllan ZTとの違いを踏まえ、左右へのミス、構え、距離感の順に自分との相性を考えていきます。

旧型Torpedoとの違い

旧型のBattle Ready II Torpedoとの大きな違いは、ネックの変更だけではありません。旧型は303ステンレスの中空ボディにS-CORポリマーを使う構造で、新しいTorpedo ZTはステンレスの前部とアルミニウムの後部を組み合わせた構造が公表されています。

同じTorpedoの名を持っていても、重さの配置とフェース周りの作り方が異なります。旧型の記事で読んだ薄いフェースの厚さやS-CORの説明を、新型の仕様として受け取らないようにしたいですね。

比較項目Torpedo ZTBattle Ready II Torpedo
公表されている主な構造ステンレス前部+アルミ後部ステンレス中空ボディ+S-COR
フェースの扱い方に関わる設計ゼロトルクホーゼルによって異なる
標準ヘッド重量370g360g/ダブルベントの場合
ロフト/ライ角4度/70度3度/70度/ダブルベントの場合
比較したい点フェース操作の少なさと距離感慣れたホーゼルの動きと打感

旧型の重量はホーゼルによって異なり、表はダブルベントを代表例にしています。旧型すべてが360gという意味ではありません。手元に旧型がある場合は、まず自分のネック形状を確かめると、スペックの比較がずれにくくなります。

買い替えを考える理由として分かりやすいのは、旧型で構えは気に入っているものの、インパクト直前にフェースを合わせ直す感覚がある場合です。Torpedo ZTを試すことで、その操作を減らせるかという具体的な比較ができます。

一方、旧型で打ち出す方向が安定していて、困るのは長い距離だけなら、新型のゼロトルクが直接の答えになるとは限りません。重さや長さ、打球の感触、距離を作る練習を含めて考える余地があります。

私は、Torpedoの見た目が好きな人に新しい選択肢が増えた点を評価しています。旧型を一律に古い設計と切り捨てるより、フェースの返し方に頼っていた部分を変えたいかで判断すると納得しやすいですね。新型の一球が入ったことより、何度構え直しても同じ感覚で打てるかが買い替えの理由になります。

Allan ZTと比べる選び方

同じPXGのゼロトルクを比べるなら、Allan ZTも候補になります。ただし、ゼロトルク同士だから打感や構え方まで同じというわけではありません。最初に比べたいのは、ヘッドの輪郭とアライメントの見え方です。

Allan ZTはSホーゼルを採用し、中空ボディにS-CORを組み合わせた構造です。Torpedo ZTの2ピース構造とは、ヘッド内部の作り方も異なります。同じメーカーのピラミッドフェースでも、完成したクラブとしての感触は実物で比べる意味があります。

公表値では、Allan ZTの標準ヘッド重量は375g、調整範囲は360〜395g、ロフトは5度、ライ角は70度です。2度のハンドファーストを想定した説明があり、Torpedo ZTの4度と1度の組み合わせとは数字が違います。

ここでも、ロフトの数字だけを取り出して「Allanは球が跳ねやすい」「Torpedoのほうが転がる」と結論を出すことはできません。シャフトの取り付け方と自分の手元の位置まで含めて、ボールがどのように出るかを見る必要があります。

例えば、ヘッドの外形を目標に合わせるほうが落ち着く人と、中央の一本線を頼りに方向を決めたい人では、構えやすいモデルが変わるかもしれません。写真で好みを絞ったうえで、実際にボールを置くとどちらが迷わず向きを決められるかを比べると分かりやすいです。

私なら、Torpedoの形や中央の長いラインに惹かれている人はTorpedo ZTを先に試します。新モデルへ興味があっても、Allanの輪郭やSホーゼルの見え方がしっくり来るなら、Allanを外す理由はありません。どちらもボール回収用のポケットがあるため、その機能だけで選び分ける必要もないですね。

重量を近づけて比べられる場合は、形と打感の違いをつかみやすくなります。標準状態だけで試すなら、重さも違うことを頭に置けば十分です。MOIの優劣やカップイン率を確認できていない以上、私は「新しいほうが上」とは評価しません。構え直すたびに安心して置けるほうを、次の比較へ残したいと思います。

合う人とデメリットを考える

Torpedo ZTが気になるのは、短いパットでフェースを合わせようとするほど、左右のミスが増えてしまう人です。もちろん原因は一つではありませんが、手先の調整を減らして振りたいという目的なら、設計の狙いとつながります。

また、中央のラインを使って方向を決めたい人、マレット型の輪郭に安心感を持つ人にも候補になります。初心者か上級者かという区分より、構えやすい形と減らしたいミスがはっきりしているほうが、選ぶ理由を作りやすいです。

試す理由がはっきりする悩み

  • 当たる直前にフェースを返したり止めたりしてしまう
  • 中央のラインを頼りに、構える方向をそろえたい
  • 好みのヘッド形状を保ちながら重さを調整したい

反対に、デメリットとして考えたいのは、慣れたフェースの動きとの違いです。ヘッドの開閉を感じながらテンポを作っている人が、急にその感覚を変えると、距離を打ち分けにくく感じる可能性があります。技術名が魅力的でも、打つたびに動きを意識し直す状態では安心して使いにくいですよね。

また、前後に広がるヘッドやシャフトの見え方が好みに合わないこともあります。小ぶりなブレードをすっきり構えたい人にとっては、情報量の多さが気になるかもしれません。これは性能不足ではなく、目で見て狙う道具としての相性です。

価格も無視できない点です。税込81,400円からという予算を使って何を改善したいかが曖昧なままだと、気に入った新製品を持つ喜びと、スコア面の期待が混ざってしまいます。デザインへの満足も大切ですが、性能への期待とは分けると判断しやすくなります。

左右のミスを減らしたい人でも、狙いのずれとフェース操作のずれを分けて考えることが大切です。

構えた時点で目標と違う方向を向いているなら、パター交換と一緒にアドレスも見直したいところです。反対に、現用品で方向も距離も安定しているなら、急いで替える必要はありません。気に入った形を長く使うことも、迷いを減らす立派な選び方だと思います。

試打で方向性と距離感を比べる

試打では、短いパットが何球入ったかだけで終わらせず、構えた向き、最初の打ち出し、止まった距離を分けて見ると特徴がつかみやすくなります。カップインという一つの結果には、狙いと強さの両方が含まれているからです。

最初は、普段のパターとTorpedo ZTで同じボールを使い、なるべく同じ条件で比べます。試打場の速さに慣れる時間も少し取り、最初の数球で結論を急がないようにしたいですね。

例えば比較用に、1.5m、3m、8mの三つの距離を設ける方法があります。これは性能を判定する基準距離ではなく、短い距離から長い距離へ振り幅が変わったときの様子を見るための一例です。場所に余裕がなければ、試せる範囲で短・中・長に分ければ十分です。

  • 短い距離では、構え直すたびに同じ方向へ置けるかを見る
  • 中くらいの距離では、打ち出しと強さのずれを分けて見る
  • 長い距離では、ショートとオーバーの幅を見る
  • 途中で今のパターへ戻し、慣れによる変化も比べる

連続で同じ場所から打つだけでは、前の一球に合わせて修正できてしまいます。何球か比較したら、一度離れてから構え直す、距離を入れ替えるといった打ち方も加えると、最初の一球の迷いを見つけやすくなります。

例えば、Torpedo ZTで右への打ち出しが減っても、長い距離で大きなショートが続くなら、方向だけを理由に決めるのは早いです。重さや振り幅の合わせ方で変わるのか、それともヘッドの感覚がつかみにくいのかを見たいところです。

逆に、初めは入る本数が増えなくても、構えやすくなり、止まる位置がまとまるなら注目する価値があります。少ない球数の偶然より、どんな外し方が減ったかを見るほうが、ラウンドでの使い方を想像しやすいと思います。

フィッティングを受けるなら、長さ、ライ角、グリップを自分の姿勢に合わせたうえで、インパクトのフェース向きとボールの出方を相談すると目的が明確です。「自分に合いますか」と広く聞くより、「短い距離で左へ出る」「長い距離だけ届かない」と伝えると、調整の話を進めやすくなります。

私は、同じ方向へ出せることと、打ちたい距離のイメージが合うことがそろって初めて、買い替えを前向きに考えたいです。ゼロトルクの違いを探す試打でも、最後に見るのは次の一打がどれだけ楽になりそうかですね。

大型マレット以外の候補も合わせて比べたい方は、パターの形状別の選び方と試打の確認ポイントも参考にしてみてください。

口コミ・評判と購入前の確認点

2026年10月12日時点で今回確認した情報は、公式発表や製品説明に加え、専門媒体の紹介・試打記事が中心です。新製品の評判を読むときは、メーカーの設計説明、実際に打った人の感想、販売店の紹介文を分けて受け止めたいところです。

MyGolfSpyのDave Wolfe氏は、ストローク中のヘッドの感じやすさと、練習後の長いパットの距離感を評価しています。一方、グリップ素材の好みについては判断を保留しており、同氏の試打評価を全員に共通する結果として扱うことはできません。

こうした感想は、試打で確かめる点を絞る材料として役立ちます。例えばヘッドを感じやすいという評価に興味を持ったなら、自分でも長い距離で位置をつかみやすいかを見られます。「良いと書いてあった」で止めず、何が良かったのかを自分の悩みへつなげると、口コミの使い道が具体的になります。

また、レビューで使われたパターの長さやグリップが自分の候補と違えば、同じ振り心地を期待できるとは限りません。旧型TorpedoやAllanの感想が、Torpedo ZTの口コミとして混ざっていないかも、モデル名と写真で確かめたいですね。

日本公式の商品ページには、オンセットの説明部分だけロフト5度・フォワードプレス2度という、仕様表などと異なる記載があります。この記事では、仕様表・FAQ・公式発表が一致する4度・1度を採用しています。注文時は、その個体に適用される仕様を販売窓口で確かめてください。

購入前には、左右モデル、注文する長さ、グリップ、ヘッド重量、付属品、総額、納期をまとめて確認します。ウェイト交換を考えているなら、対応する部品と調整方法、追加費用も同じタイミングで聞くと、購入後の行き違いを減らせます。

価格や選択できる仕様は変わることがあるため、最後はPXG日本公式の最新案内と見積もりを基準にしましょう。海外記事の価格を円に換算した数字や、別仕様のセール価格を、そのまま国内注文額と比べないことも大切です。

現用品を使い続けるか迷うときは、パターの買い替え時期と状態の確認ポイントも判断の助けになります。使ってきた年数に加えて、フェースやグリップの状態、今の距離感との相性も見ておきたいですね。

PXG Torpedo ZT パターのまとめ

PXG Torpedo ZT パターは、Torpedoのヘッド形状に惹かれる人が、ゼロトルクという新しい振り心地も選べるモデルです。フェースを開閉させようとする偏りを抑える設計に、素材の使い分け、高MOIを狙う重量配置、中央のサイトラインを組み合わせています。

私が魅力を感じるのは、フェースの向きへ意識を取られがちな人が、狙いと距離に集中できるかもしれない点です。最後に手で合わせる動きを減らし、自然なリズムで打てるなら、短いパットへの向き合い方も変わりそうですね。

ただし、ゼロトルクはラインを読む機能ではなく、距離を自動で合わせる機能でもありません。短い距離が良くても長い距離で強弱を作りにくい場合は、重さやグリップとの相性を含めて考える必要があります。

旧型Torpedoとの比較では、公表されているヘッド構造とフェースの扱い方の違いが大きなポイントです。旧型の打感やネックの動きに慣れているなら、その良さを基準に残したまま比べられます。Allan ZTとの比較では、どちらが新しいかよりも、構えたときの輪郭や線の見え方、距離感の作りやすさを重視したいです。

費用をかける理由がはっきりするのは、今のパターで困っていることがあり、それをTorpedo ZTで実際に減らせそうだと感じられたときです。形が好みという入口からでも、どんな一打を助けてほしいかまで考えると、自分に合う判断へつながります。

Torpedo ZTは、短いパットの方向性と長いパットの距離感を一緒に比べたい一本です。

最初の一球が入った喜びだけでなく、構え直しても迷わず置けるか、普段のテンポで止めたい場所へ運べるかを見てみてください。その二つが今より楽になるなら、私は有力な買い替え候補だと思います。今のパターが合っている人も、その良さを再確認しながら比較できるモデルですね。

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