2025年の新作、テーラーメイド「Qi35」シリーズが登場しました。高性能なドライバーとして毎回注目を集めますが、Qi35ドライバーの豊富な種類の中から、自分に本当に合う一本を見つけるのは難しいと感じるかもしれません。
Qi35とQi35 MAX、そしてQi35 LSの違いは何ですか？という疑問や、前作のQi10とQi35ではどっちがいいのか、またQi35ドライバーの評価や実際の飛距離はどれくらいなのか、多くの方が気になる点でしょう。さらに、Qi35 MAXの適正ヘッドスピードや、ツアープロが選ぶQi35ドライバーのモデル、そして気になる価格についても知りたいところです。
この記事では、テーラーメイドのドライバーでよく飛ぶのはどれか、ドライバーの飛距離250ヤードを出すためのヘッドスピードはどのくらいかといった、よくある質問にも触れながら、Qi35の種類ごとの特徴と、それぞれにおすすめの人を分かりやすく解説します。
- Qi35シリーズ全4モデルの性能と特徴
- あなたに最適な一本を見つけるための選び方
- 前作Qi10との具体的な進化ポイント
- 購入前に知っておきたい価格や注意点
テーラーメイドQi35ドライバー、どれが良いかモデル別に徹底比較
- 2025年モデルのQi35ドライバー種類一覧
- Qi35、MAX、LS、MAX LITEの4モデルの違い
- Qi35の種類ごとにおすすめの人を解説
- Qi35ドライバーの飛距離はどれくらいですか？
- データで見るQi35ドライバーの客観的な評価
- 前作Qi10とQi35は結局どっちがいい？
2025年モデルのQi35ドライバー種類一覧
2025年モデルとして登場したテーラーメイドQi35シリーズのドライバーは、ゴルファーの多様なニーズに応えるため、主に4つのモデルで構成されています。それぞれのモデルが独自の性能やターゲット層を持っており、自分のスイングや目指す弾道に合わせて選ぶことが可能です。
ラインアップは、スタンダードモデルである「Qi35」、シリーズ史上最高の慣性モーメントを誇る「Qi35 MAX」、低スピンの強弾道が魅力の「Qi35 LS」、そして軽量設計で振りやすさを追求した「Qi35 MAX LITE」の4種類です。これらに加えて、ウィメンズモデルやフィッティング専用ヘッドも存在し、幅広いゴルファーが“私上（史上）最高”の一本を見つけられる体制が整えられています。
各モデルは、第4世代に進化したカーボンフェースや、重心位置を最適化するテクノロジーなど、テーラーメイドの最新技術が投入されており、飛距離性能と寛容性の両立を目指して開発されました。
Qi35、MAX、LS、MAX LITEの4モデルの違い
Qi35シリーズの4つのドライバーは、それぞれ明確な性能差があります。自分に最適なモデルを選ぶためには、ヘッド形状、寛容性、弾道、そして調整機能の違いを理解することが大切です。
| モデル名 | 主な特徴 | 対象ゴルファー | 弾道 | スピン量 |
|---|---|---|---|---|
| Qi35 | 寛容性と操作性を両立したスタンダードモデル | 幅広いアマチュアゴルファー | 中弾道～高弾道 | 中～やや低 |
| Qi35 MAX | シリーズ最高の慣性モーメント（10K）で究極のやさしさを実現 | ミスヒットが多く、安定性を最優先するゴルファー | 高弾道 | 中 |
| Qi35 LS | 操作性に優れたコンパクトな洋ナシ形状。低スピンの強弾道 | ヘッドスピードが速く、吹け上がりを抑えたいアスリート | 強弾道～中弾道 | 低 |
| Qi35 MAX LITE | シリーズ最軽量設計。振りやすさと高弾道、つかまりやすさが魅力 | パワーに自信のないゴルファー、スライサー | 高弾道（ドローバイアス） | やや多め |
このように、Qi35は中心的な性能を持つコアモデルです。一方で、Qi35 MAXはとにかく曲げたくないゴルファー向けのモデルといえます。また、Qi35 LSは上級者が求める操作性と低スピン性能を凝縮しています。そして、Qi35 MAX LITEは、振りやすさを求めるゴルファーや女性に最適な選択肢となるでしょう。
Qi35の種類ごとにおすすめの人を解説
各モデルの特性を理解した上で、どのようなタイプのゴルファーにどのモデルが合うのかを具体的に見ていきます。
Qi35：安定性を求める幅広いゴルファーに
スタンダードモデルの「Qi35」は、前作よりも寛容性が大幅に向上し、幅広いアマチュアゴルファーにとって扱いやすいモデルになりました。適度なつかまりと直進性の高さを両立しているため、「安定した球を打ちたいけれど、操作性も少しは欲しい」と考える方に最適です。純正シャフトの選択肢も豊富で、多くのゴルファーが自分に合ったスペックを見つけやすい点も魅力といえます。
Qi35 MAX：とにかく曲げたくない、やさしさ最優先の人へ
「Qi35 MAX」は、シリーズ最高の慣性モーメントを誇り、ミスヒットへの強さが際立っています。スライスに悩んでいる方や、ティーショットでOBを減らしてスコアをまとめたいと考えるゴルファーに強くおすすめします。ヘッドスピードに自信がなくても、安定した高弾道で飛距離を稼ぎやすい設計になっています。
Qi35 LS：飛距離を追求するパワーヒッター・上級者に
「Qi35 LS」は、ヘッドスピードが速いゴルファーが、スピンを抑えて飛距離を最大化するために設計されたモデルです。吹け上がりを嫌い、強い中弾道で飛ばしたいアスリートや、ドロー・フェードを打ち分けたい上級者が主なターゲットとなります。ただし、寛容性よりも操作性と低スピン性能を優先しているため、相応の技術が求められる点には注意が必要です。
Qi35 MAX LITE：楽に振って、高弾道で飛ばしたい人へ
シリーズ最軽量の「Qi35 MAX LITE」は、力に自信のないシニアゴルファーや女性、そしてクラブの重さが気になる方に最適なモデルです。軽量でありながら高い慣性モーメントを確保しており、振りやすさと安定性を両立しています。球が上がりやすく、つかまりも良いため、スライスに悩む方にも効果が期待できます。
Qi35ドライバーの飛距離はどれくらいですか？
Qi35ドライバーの飛距離性能は非常に高く、ある試打データによれば、平均で270ヤードを超える結果も出ています。特に、ボール初速の速さと、ミスヒット時でも飛距離が落ちにくい安定性が大きな特徴です。
もちろん、飛距離はゴルファーのヘッドスピードやスイング、そして使用するモデルによって大きく変わります。例えば、ヘッドスピードが45m/s前後のゴルファーが「Qi35」や「Qi35 LS」を打った場合、トータルで270ヤード前後を十分に狙えるポテンシャルがあります。
一方で、「Qi35 MAX」や「Qi35 MAX LITE」は、飛距離性能を最大限に追求するというよりは、安定性を高めることで平均飛距離を伸ばすタイプのドライバーです。そのため、一発の飛びよりも、フェアウェイを外さない安心感がスコアメイクにつながります。いずれのモデルも、第4世代カーボンフェースの採用により、エネルギー伝達効率が高められており、高い飛距離性能が期待できます。
データで見るQi35ドライバーの客観的な評価
複数のメディアやテスターによる試打評価を見ると、Qi35シリーズは総じて高い評価を得ています。特に評価されているポイントは、「寛容性の向上」と「打感の改善」です。
前作のQi10シリーズも高慣性モーメントで話題となりましたが、Qi35シリーズはさらにその性能を高めています。特にスタンダードモデルの「Qi35」が、前作のMAXモデルに匹敵するほどのやさしさを手に入れた点は、多くのテスターから「大きな進化」として評価されています。これにより、アマチュアゴルファーが安心して叩けるモデルになったという声が多く聞かれます。
また、打感に関しても、カーボンフェース特有の感覚が薄れ、チタンフェースに近いソフトで弾き感のあるフィーリングに進化したと評価されています。これは、過去のカーボンフェースモデルの打感が合わなかったゴルファーにとっても、試す価値がある変更点です。ユーザー評価サイトでも平均で4.4点（5段階評価）以上を獲得するなど、市場での評判も上々です。
前作Qi10とQi35は結局どっちがいい？
前作Qi10と新作Qi35のどちらを選ぶべきかは、ゴルファーが何を求めるかによって答えが変わります。両シリーズの最大の違いは、「寛容性のレベル」と「重心設計」にあります。
Qi35シリーズは、Qi10シリーズのコンセプトであった高い慣性モーメントを維持、あるいは向上させつつ、全モデルで重心を低くすることに成功しました。これにより、Qi10では課題となることがあったスピン量を抑制しやすくなっています。特に「Qi10 MAX」でスピンが多めに出てしまったゴルファーは、「Qi35 MAX」を試すことで、高打ち出し・低スピンの理想的な弾道を得られる可能性があります。
一方で、コストパフォーマンスを重視するなら、マークダウン（値下げ）されたQi10シリーズも非常に魅力的な選択肢です。Qi10もツアーで多くの勝利を挙げるなど、その性能は折り紙付きです。最新の性能を追求するならQi35、実績のあるモデルを安価に手に入れたいならQi10、という考え方で選ぶのが良いでしょう。
自分に合う一本は？テーラーメイドQi35ドライバーどれが良いか最終判断
- Qi35 MAXの適正ヘッドスピードの目安
- Qi35ドライバーを使用しているプロゴルファー
- モデル別のQi35ドライバー価格をチェック
- 歴代テーラーメイドでよく飛ぶドライバーは？
- 飛距離250ヤードのヘッドスピードはどれくらい？
- テーラーメイドQi35ドライバーはどれが良いかまとめ
Qi35 MAXの適正ヘッドスピードの目安
Qi35 MAXドライバーは、その高い寛容性から幅広いヘッドスピードのゴルファーに対応可能です。一般的に、適正ヘッドスピードの目安は38m/sから43m/s程度と考えられます。
このモデルは、ヘッドスピードがそれほど速くないゴルファーでも、ボールをしっかりと上げて、キャリーで飛距離を稼げるように設計されています。スピン量が適度に入るため、ボールがドロップしてしまう心配が少なく、安定した弾道を描きやすいのです。
もちろん、ヘッドスピードが45m/s程度のゴルファーが使用しても問題はありませんが、その場合はスピン量がやや多く感じられる可能性があります。ただ、安定性を最優先したい場合には、十分な選択肢となります。逆にヘッドスピードが38m/s未満の方であれば、さらに軽量な「Qi35 MAX LITE」の方が、より振りやすく、性能を引き出しやすいでしょう。
Qi35ドライバーを使用しているプロゴルファー
テーラーメイドの新作ドライバーは、発売前から多くのツアープロがテストし、実戦投入することで注目を集めます。Qi35シリーズも例外ではなく、国内外のトッププロが使用を開始しています。
特に操作性と低スピン性能に優れた「Qi35 LS」は、タイガー・ウッズやコリン・モリカワといったトップ選手がバッグに入れたことで話題になりました。彼らのようなトッププロが選ぶという事実は、このモデルの性能の高さを証明しています。
また、スタンダードモデルの「Qi35」も、ローリー・マキロイやスコッティ・シェフラーといった選手がテストする姿が見られており、ツアーレベルの要求にも応えられるポテンシャルを秘めています。プロが使用するモデルやセッティングは、クラブの性能を知る上での一つの参考になります。
モデル別のQi35ドライバー価格をチェック
Qi35シリーズのドライバーは、搭載されているテクノロジーや機能に応じて価格が設定されています。購入を検討する際には、予算も重要な判断材料です。
| モデル名 | メーカー希望小売価格（税込） |
|---|---|
| Qi35 | 99,000円 |
| Qi35 MAX | 99,000円 |
| Qi35 LS | 99,000円 |
| Qi35 MAX LITE | 99,000円 |
※上記は標準シャフト装着モデルの価格であり、カスタムシャフトを選択する場合は価格が変動します。 ※価格は2025年2月の発売当初のものです。
Amazon、楽天、Yahooショッピングでは、テーラーメイドの公式サイトより安く買えます。ポイントも付きますのでお得です。
標準モデル、MAX、MAX LITEは同価格帯に設定されていることが多いですが、アスリート向けのLSモデルや、特別な素材を使用したモデルは若干高価になる傾向があります。また、発売から時間が経過すると価格は変動するため、最新の販売価格はゴルフショップやオンラインストアで確認することをおすすめします。
歴代テーラーメイドでよく飛ぶドライバーは？
テーラーメイドは、長年にわたり飛距離性能を追求した画期的なドライバーを数多く世に送り出してきました。そのため、「最も飛ぶモデル」を一つに絞るのは非常に困難です。
近年のモデルで言えば、「ステルス」シリーズや「SIM」シリーズは、多くのゴルファーに強烈な飛距離性能で記憶されています。特に、カーボンフェースを初めて採用した「ステルス」は、ボール初速の向上に大きく貢献しました。
今回のQi35シリーズは、これらの歴代モデルが築き上げてきた飛距離性能に、高い寛容性を融合させたモデルと位置づけられます。特に「Qi35 LS」は、低スピン性能によって、歴代モデルに勝るとも劣らない最大飛距離を叩き出すポテンシャルを持っています。ただし、飛距離はゴルファーのスイングとの相性が最も重要であり、自分にとっての「一番飛ぶドライバー」は、試打を通じて見つけるのが最善の方法です。
飛距離250ヤードのヘッドスピードはどれくらい？
アマチュアゴルファーの一つの目標であるドライバーの飛距離250ヤードを達成するためには、一般的に43m/sから45m/s程度のヘッドスピードが一つの目安となります。
ただし、これはあくまで目安です。飛距離はヘッドスピードだけでなく、ボール初速、打ち出し角、そしてバックスピン量の3つの要素が大きく影響します。例えば、ヘッドスピードが同じでも、インパクトの効率（ミート率）が高く、打ち出し角とスピン量が最適化されていれば、250ヤードを達成することは十分に可能です。
Qi35シリーズのような最新のドライバーは、芯を外してもボール初速が落ちにくく、スピン量も安定させやすいように設計されています。そのため、クラブの性能を上手く活用することで、以前よりも低いヘッドスピードで目標飛距離に到達できる可能性が高まっています。
テーラーメイドQi35ドライバーはどれが良いかまとめ
- Qi35シリーズは4つの主要モデルで構成される
- スタンダードな「Qi35」は寛容性が高く幅広いゴルファー向け
- 「Qi35 MAX」は直進性が最も高くスライスに悩む人に最適
- 「Qi35 LS」はヘッドスピードの速い上級者向けの低スピンモデル
- 「Qi35 MAX LITE」は軽量で楽に振りたいシニアや女性におすすめ
- 自分に合うモデル選びはスイングタイプと求める弾道で決まる
- 前作Qi10よりQi35は全体的に寛容性が向上しスピン量が抑えられている
- 飛距離性能は非常に高くモデルによっては平均270ヤード以上を狙える
- 打感はチタンフェースに近くソフトで弾きが良いと高評価
- Qi35 MAXの推奨ヘッドスピードは38m/s～43m/sが目安
- 価格は標準モデルで99,000円からとなっている
- タイガー・ウッズやコリン・モリカワなどのトッププロもLSモデルを使用
- 歴代モデルとの比較では飛距離とやさしさのバランスが進化している
- 飛距離250ヤードにはHS43m/s以上が目安だがクラブ性能でカバー可能
- 最終的には試打をして自分の感覚とデータで判断することが最も重要